Personal Branding | #3. Visibility
今日から使えることわざ・格言・名言・ありがたい先人の知恵をまとめた「Steal with Pride」、参加者の人生の転機となる魔法がかかったような瞬間であるマジックモーメントの醸成を目指す「毎回を神回にする」、そして、その原点である「最高のプレゼンの届け方」に続く第 4 弾。今後は「Personal Branding」(全 6 回)をお届けします!
本業で女性社員のキャリアアップ支援のコーチングプログラムを 4 年間担当した Personal Branding について、自分の経験も踏まえてまとめてみました。
第 3 回は Visibility。可視性を高めるためにすべきこと。
前述のダン・ショーベル氏は、「自分が何か作れば、お客が自ら買いに来てくれるなんて神話に騙されないでください」と忠告しています。
また、それに加えて「あなたが地球上で最も幸運な人でない限り、自分が作成したすべてのものを実際に他の人に伝えなければなりません。」とも言っています。
あなたは「株式会社じぶん」の CxO
キャリアアップにおいては、実は、みなさんは「株式会社そしき」のイチひとり子会社である「株式会社じぶん」の CxO のようなものなんです。
では、どんなブランド戦略で、自分を売り込みますか?・・・すべて、自己責任で、ときには CEO であり COO であり CMO である必要があります。
さらには、キャリア開発においては、最終的に「株式会社そしき」のグループ CEO を目指しているとします。
その実現には、ただガムシャラに頑張れば良いというわけではありません。
成功の PIE モデルでキャリアアップを加速!
アメリカのキャリア開発のコンサルタントであるハーベイ・J・コールマンは、人事評価や昇進に関しては成功の PIE モデルという力学が働いているため、周囲の人々との関係をうまく構築し、マネジメントすることが重要であると言っています。
Performance(パフォーマンス):10%
これは、あなたが組織に貢献する仕事の結果の質がもらたす影響度合いです。
決して仕事の結果を軽んじているわけではありません。仕事で結果が重要である前提の上で、キャリアアップにおいては、それは単なる出発点に過ぎないということ。
Image(イメージ):30%
これは、他人があなたとあなたの仕事をどう思っているのかです。
あなたが自分はハイパフォーマーだと自負していても、周りから見たらそれほど大したことでない、または、チームワークを乱す厄介者だったら?
まったく評価されなかい、または、むしろマイナスの評価をされるかもしれません。
Exposure(露出):60%
これは、誰があなたとあなたの仕事について、適切に知っているのかということです。
あなたがどんなにすごいことを成し遂げたとしても、上司やそのまた上司が興味がない、また、知らなかったら?
悲しいかな、そもそもあなたの仕事は評価の対象ですらありません。
戦略的に PIE を広げる行動
組織は競争の場。キャリアアップで成功するためには、周囲の状況を深く理解しつつ、決して打算ではない適切な戦略が必要です。
例えば、強力な社内外の人脈を構築する、優先度の高いプロジェクトに挑戦して活躍の場を広げる・・・など。
組織内で、あなたの Image(イメージ) と Exposure(露出)を、適切に高めることは、実は、自ら積極的に行うべきなんです。
情報発信のコツ:自慢話ではなく「貢献ストーリー」を
特に有効なのが情報発信です。
僕も昨年 10 月に個人事業主を開業してから、note の記事を毎週日曜に投稿しています。
社内の情報発信であれば、マネージャーとの 1:1 や、全体会議での事例発表など、あらゆるチャネルをフルに活用してみてください。
ただし、自己中心的な自慢話に聞こえてしまうと、逆にネガティブな印象を与えかねません。
そうならないためにも、常に相手への貢献、ひいては組織全体への貢献を意識したストーリーテリングを心がけましょう!
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FYI:併せて 「Steal with Pride」「毎回を神回にする」「最高のプレゼンの届け方」シリーズもどうぞ!