これは移送のやつだ！！まさかの正夢！？
出所まで801日（火曜日）
昨日の夜はカゴ（部屋移動のときに荷物を入れる）が入ってくる、つまり移送部屋に移る夢を見た。
先月バディが移送部屋に移されたのも火曜だったし、もうアカオチしてから２ヶ月半近く経っているし、なんだか胸騒ぎ。
８時半頃 戸外運動に出て、かえってから数分作業していたら正担が薄緑のカゴを持って僕を呼ぶ。これは移送のやつだ！！まさかの正夢！？突然ではあるが、覚悟していたし、不思議と気持ちは落ち着いている。てかやっと移送ということでめちゃくちゃ嬉しい！！
棚・ロッカーの荷物を全てカゴにまとめ、部屋を出る準備をする。ゆっくり片付けつつ、部屋のメンバーとお別れの会話を楽しもうと思ったのだが、オヤジがちょっと急かしてくるのであんまりしっかり話せず。
ゲジ眉がまた知ったかして「明日移送になるで」と言ってきたが、今まで移送されたのを見た感じ翌々日移送だったので、「いや、明後日でしょ」と僕は答え、また軽い口論。この人本当にホラしか吹かないし、最後までソリが合わないな…。
片付け終わったらカゴを持ってみんなにお別れ言って部屋を移動する。まあ、みんな若いし、大刑の分類センターに行くとしたら再会するかもな。
移送部屋に来たら先客に若い子が１人とおじいが１人。自己紹介したら若い子は２０前半だし、おじいは７０後半の累犯だし、まだオヤジからはっきりとは言われていないが大刑に行くんだなと確信。
分類センターか…。２６才以下の男子を集めて１ヶ月ほど訓練して他の刑務所に送るところらしいのだが、めちゃくちゃキツイらしいんだよな…。
正担から本、ノート、手紙、写真など検閲に時間がかかるものを提出してと言われたので仕分ける。移送される明後日までに読みたい本は数冊程度なら手元に置いておけるらしいので、１冊だけ読みかけの本を残しておく。
てかやっぱ明後日移送じゃん…。ゲジ眉ざまぁ。今日明日の点検はデカイ声でこなして、「まだいるよ」ってことを元いた部屋のメンバーに気付かせよう。
衣類や日用品などは明日ダンボールに詰めにいくみたいなので、カゴに入れたまま部屋に置きっぱなし。荷物の整理が終わったら材料が入ってきて作業。明日の午前中までは作業をさせられ、午後からは矯正指導日のように読書させられるらしい。
今日の作業は懐かしの洗濯ばさみ組み立て。移送前なので簡単なやつって感じなんだろうな。
夜の余暇時間は３人で将棋しながら雑談。おじいは２０年前に大刑を経験したことがあるようで、大刑のことを色々教えてくれる。やっぱり平日毎朝出てくる刑務所製のパンがめちゃくちゃ旨いようだ。経験者が皆口を揃えて言うので少し楽しみだ。