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部屋の雰囲気(神戸拘置所)

2日目(勤労感謝の日)

 7時半に電気がついて、クラッシック音楽とともに起床のアナウンス。布団のたたみ方、重ね方に細かい決まりがあり、初めてなのでだいぶ手こずった。その後すぐ朝の点検。姿勢を正すのは変わらないけど、朝は番号は言わないらしい。その後顔を洗って軽く部屋を掃除していたら朝食の時間。メニューは麦シャリ、鰹ふりかけ、味噌汁。やっぱ朝は味噌汁とご飯だね!

 朝食の後トイレットペーパーならぬ「ちり紙」(20×25cmくらいの安っぽい紙)が足りなくなったので、オヤジを報知機(ボタンを押すと、ドアの上のところの札がカシャンと出てくる)で呼ぶ。たまたまマスクをしておらず「マスクしろ」と注意された。どうやら飯のとき、寝るとき、点検のとき以外は着用義務があるらしい。クラスター起きたら大変だもんね。でも30枚くらいの束でどっさりちり紙をくれた。このちり紙、結構ザラザラしているから、やさしくお尻をふかないと痔になってしまいそうだ…。

 昨日はバタバタしていたので、今日は部屋の雰囲気を軽く説明してみる。広さは小さめの畳が3畳と1畳分のトイレ&洗面スペース。キャリーケースサイズのロッカーと木箱があって、机とスポンジの座布団が置いてある感じだ。あとは外側に少し大きめの窓があって、外が見えるようになっている。(といっても格子と他の建物で何も見えない)。部屋はめちゃくちゃ狭いというほどでもないし、留置と違って自分の荷物を常にそばに置いて置けるので、QOL高めな気がする。まだ持ち込みの小説とかが入っていないのでめちゃくちゃ暇だ。

 備え付けの入所者心得を読み返してみる。70ページくらいのボリュームがあって覚えることが多そうだ…。所内の処遇に対する不満を所長や法務大臣などに申し立てできるらしくて10ページちょいにわたって説明されていた。人権守られてる感があっていいですね。

 読み終わってもやっぱり暇だったので、官本を見ることにした。侵入期間はコロナ対策で2週間隔離されるため、あらかじめ部屋に5冊置いてある(交換不可)。「光明の生活者」「日本人の9割がやっている残念な習慣」「苦闘の被災生活」「新世界」「現実世界と宗教」これは内藤正典先生が書いてあるページもあるから面白そうだけど、なんとも言えないレパートリー…。

 昼食はメニューを忘れてしまったが、今日は祝日ということで特食のお菓子が配られた!パックンチョ1箱だけど、こういう小さいことで喜びを感じるのが留置生活だ。昼食の後は午睡の時間。平日は14時、休日は16時(夕食)まで布団を敷いてお昼寝ができる。その時間はずっとFMラジオが流れている。なんだか保育園みたいだな。あと平日は10、14、18時、休日は10、15、18時に室内運動の時間がある。「エリーゼのために」が流れてきて15分間座ってできる体操をするのだ。(やってもやらなくてもOK)

 16時頃に夕食。メニューは麦シャリ、味噌汁、おひたし、竹輪と茸の炒め物。夜はラジオを聞きながらだらだらして就寝。昼寝をしたからあまり寝れなかった。てか21〜7時半って睡眠時間が長すぎるよ!!今どき小学生でもこんなに寝ないでしょ。

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