自弁品購入の解説をしておこう
104日目
休日なので一日中ゴロゴロ。特に書くこともないので、このタイミングで自弁品購入の解説をしておこう。
拘置所の未決囚は平日毎日、指定された日用品、食料品等を買うことができる。
まず、平日の14時〜16時頃(ずれることもある)にオヤジが「願箋いるか?」と聞いて回ってくるので、そのタイミングで買いたいものに対応した願箋をもらう。
これは自弁品購入以外の願箋もこのタイミングでもらわねばならず、このタイミングを逃すと翌営業日の配布まで原則もらうことができない。
自弁品購入は一部例外を除きマークシートになっていて、それが日用品、食料品、パン、郵券の4種類に分かれている。んで部屋に備え付けのリストを見て、欲しい品名を書いてコード番号をマークしてといった形だ。
書いた願箋は翌営業日の朝点検後に回収される。そこから商品が届くのは基本2営業日後の午前中、パンは3営業日後だ。
食料品系はお菓子20種類、パン6種類、200mlパックの飲料が7種類、コーヒー、砂糖、粉ミルクは各1種類、ジャムや醤油など調味料類が8種類。カップヌードルや果物パックなどの副食品類が11種類となっている。
価格はだいたいシャバと同じくらいだ。ちなみに夏季はアイスも買えるらしい。郵券類はその名の通り切手などのこと。これも価格は額面通りだ。
問題は日用品・衣類だ。文房具から石鹸、歯ブラシなどの衛生用品、シャツや下着などの衣類、はたまた座布団や洋服カバー、ルービックキューブまでかなりの種類が買えるのだが、これらの価格が高すぎることが多い。
ちゃっちいトランクスが1枚1,100円だったり、筆入れ440円だったり、「シャバならもっと安くていいのあるだろ!!」って思わず叫びたくなる。
業者と癒着してるんだろうな。刑事施設なんかお金が無い人多いのに…。
ちなみに男子のリストには載っていなくて購入できないのだが、女子は化粧水も買うことができるらしい。今どき男だって化粧水使うのに…。あと、購入品リストには整髪料(ジェル)も載っているが、風呂は週2回だし、居室で頭を洗うことも禁じられているので、買わないことをオススメする。