大福帳
こんにちは。
うちの実家は日本蜜蜂養蜂をやってます。
お陰様で、それなりの商売として何とか成立しています。
購入者は主に、
地元の方と顧客リストの方々
です。
・地元の方の場合、口コミで少しずつ広がって行き、電話や直接対面で買っていただいています。
・顧客リストの方の場合、主にX(旧ツイッター)でライン公式アカウントへの登録を募り、そのラインから注文を頂いています。
このライン会員様リストは、昔で言うところの
「大福帳(だいふくちょう)」
といったところですね。
※1大福帳は、江戸時代の商人が命懸けで守ったデータベースです。
お客様の名前はもちろん、何をいくら買ったかという売掛金情報まで、商売に必要なデータが全部書いてある最重要書類です。
こんにゃく粉を使った特殊な防水紙でできており、当時江戸で頻繁に起きた火事の際には商品より先に井戸に放り込んで焼失を防いだといいます。
しかし、このライン会員には欠点もあります。
それは、
欠点①→ラインだけでは相手の詳細な情報(本名、住所、電話番号)がわからない。
欠点②→ライン社のよくわからない基準でアカウントを削除される可能性もある。
欠点③→値上げ(地味に痛いです)
欠点④→文字数や掲載できる画像数に制限があるので、表現が限られてくる
ことです。
それに対してラインとの比較で、
メルマガ
による顧客管理方法があります。
近々、ラインからメルマガに移行しようと思っているのですが、2024年にGメールの使い方に改正がなされました。
内容は、
《このガイドラインでは2024年2月以降、Gmailアカウントにメールを送信する送信者は、送信ドメインにSPFレコード・DKIM署名・どちらかの設定、配信時にTLS接続を行う必要など、様々な対応事項の記載があります。また、Gmailアカウントに1日あたり5,000件を超えるメールを送信する送信者は、送信ドメインにSPFレコード・DKIM署名・DMARCメール認証、全ての設定が必要と、記載がされています。》
という内容です。
正直、内容はよくわかってませんが、
◯届きにくくなる
◯事務処理が増える
ようですね。
一応、メルマガに変更するつもりですが、やはり最終的に頼りになるのは手書きで入力した、自前の
大福帳
になるかもしれません。
アナログですが、単純故に効果も確実です。
もしかしたら、今後リストマーケティングは、
顧客の住所にチラシやカタログを郵送
という、旧来のやり方に戻すかもしれません。
昔の人の知恵は今でも十分使えます。