何でもなくていいじゃない
毎日愛読している辻仁成さんのブログ。
今日はこちら。
「息子に軽く説教されて、新しい世界が広がった」というタイトル。
読み進めるうちに、私まで息子さんに説教されてるみたいな気分になった。
友達がたくさんいて、つねに誰かからのメッセージが携帯に飛び込んでくる息子さんと、めったにメッセージの来ない辻さん。
何についてそんなに連絡が来るのかと、父・辻さんが尋ねたときの息子さんの答えは、私にとってもボディブローのように効いた。
(興味のあるかたは読んでみてください)
私も、誰かからの連絡は少ないし、自分も用事がなければ連絡を取らないほうだ。
何でもないことを話せるのが友達。
友達がいないのは、なんでもないことを話す相手がいないってこと。
友達というもののハードルをパパは自分から高くしている。
※息子さんの言葉より。実際のブログからまとめてます
友人や親族にもあまり自分から連絡をしなくて(たぶんひとよりも極端に少ないほうだと思う)、情に薄いんじゃないかと、自分の性格を振り返っていたところだったので、息子さんの言葉はグサグサ心に刺さり、「参りました」の心境だった。
朝、昼休み、そして今と、今日は何度も読み返している。
感じるものがあったということは、必要なメッセージなんだろう。
* * *
このメッセージ、先日受けたホロスコープ鑑定の内容にも通じるところがある。星の配置によると、私に足りないのは、自分から周りに溶け込んでいこうとする心、感情表現。
子どもの頃から、学校で起きたことを家でまったく話さない子どもで、こんなこと聞いたってしょうがないでしょ、と思って、その日のことはいつも自分の中だけにしまっていた。
周りの友達が、色んなことをお母さんに話しているのを見て、ビックリしたことがある。
え、そんなことも話すんだ!みたいな。
あまりしゃべらないので学校でも浮いていたと思う。
その分、マンガを描くとか、創作のほうに気持ちが向いてた。
今は大人になって、一応社会人にもなり、最低限の社交性は身に付いたけど、今もそんなにしゃべるほうじゃないし、私の感情表現下手は年季が入っている。
思ったことを口に出す。
感情を外に出す。
なんでもないことを誰かに話す。
そう出来ることに憧れながら、自分には無理だと開き直っていた。そうしたことにしばらく力を入れてみようかな。
辻さんの息子さん、気付かせてくれてありがとう。