書評:『ドラッカー入門』(上田惇生)
書評:『ドラッカー入門』(上田惇生)
http://goo.gl/vlE53q
「ドラッカーを読んだ」と言う言葉にはあまり意味が無いと思っています。なぜかと言うと、ドラッカーの著作は40冊を超えていて、それぞれにオリジナリティがあるからです。少し、ドラッカーを読めば分かる事です。
「それでは、どのドラッカーを読むべきか?」
という悩みが私にはありました。ちょっと調べたところ、ドラッカー自身が
「若い人に読んで欲しい」
といっていたのが3冊ありまして、
『経営者の条件』(The effective executive)
『現代の経営』(The practice of management)
『創造する経営者』(Managing for results)
だそうです。
この3冊はすっかり読んでみたので、さあ次はと探しているうちに、ドラッカーの翻訳をしている上田さんがドラッカーと仲がよろしかった事を知ります。糸井重里さんの「初めてのドラッカー」に明るいですが、まさに、この記事を読みまして、『ドラッカー入門』と言う名前の本が、実は内容が深くて、ドラッカーの著作の全てを良く解説しているということを知りまして、この本を買って、読む事にしました。
「おもしろそうなドラッカーの本を探す」という目的に対して、この本は非常に有効です。また、これもまた本のタイトルを間違えていまして、『ドラッカー論概論』とか、『私のドラッカー概論』というのが、正しいタイトルかと思います。
ドラッカーを100倍楽しむために、ドラッカーの著作のガイドブックとして、この本は薦めます。アニメでも、漫画でも、ドラッカーの著作でも、名言でも興味がある人は、読んでみると面白いと思います。
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