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2024年夏のなんとかショックに対する投資行動

投資の日記を書くのは久々です。というのは、あんまり最近、積極的に株式投資を動かしていなかったからです。そうです、株価水準が高いと思っていたんですよね。

そもそも円安の行き過ぎってみんな思っていたよね

久々のチャンス到来が、日銀の金利の引き上げに伴うなんとかショック。元々いつかは上がると思っていた日本の金利を日銀が引き上げたら、なんだかショックを受けた人がいた。

そもそも、私の認識は、「円が弱すぎる」という「行き過ぎた円安」という認識を1ドル150円の時から思っていて、政府が為替に介入するのも160円ならいいんじゃないかと思って見てました。まあ、160円でやるなら、まあまあ儲かるんだろうなと。日本の物価も酷いものになっていたので。

なので、円高に動いて困るような輸出重視の企業の株式は持っていなかったんですね。

という中の、今回のショック。名前がついていない気がしますが、仮に日銀植田ショックとでも言っておけば良いのかもしれません。これがやってきました。

何せ、ブラックマンデーよりも酷い株価の下落具合ということで、なんとも美味しい投資のチャンスと思って構えておりました。年初から多少現金化をしておいた分で、あらかじめ買い足したかった内需系の株式を買い足しまして、まだ買えるようなので、何を買おうかと迷いました。あんまり熱心に研究してこなかったもので・・・。

金利が上がって業績がプラスになるはずの業種を買う

マーケットを見ていたら、メガバンクの株式も安くなっていたので、少し買いました。

銀行はあまりよく研究してはいないので、まずは大手の東京三菱銀行。MUFGさんですね。まあ、最大手の日本のメガバンクですし、手法も手堅いので大丈夫だろうと。配当利回りを見ると、4%に乗っていたので、少し買いました。

そもそも、金利が上がると、銀行の業績にはプラスというのが常識のようなので、まあ、なんとかショックで大きな痛手もないだろうということで買いました。

でも、よくわからないので、分散させておこうということで、三井住友銀行の方も買って見ました。そうしたら、この二つ、あんまり動きが同じじゃないので、ちょっと戸惑いました。

あっという間に戻ってしまった株価

コロナショックの時もREITをたんまり買いたかったのですが、最安値では、さほど変えずに残念な思いをしていたので、まあ今回もビビりつつもゆっくり買っていったのでありますが、やっぱりすぐに株価は元に戻ってしまいました。

銀行の配当利回りも、4%だったのは一瞬で、すぐに3%台に戻ってしまいました。ちょっと残念でしたね。

繰り返す円キャリー取引

リーマンショックの時でしたかね、円キャリーの巻き戻しが起きて、強烈に円高が起きたのは。日銀が随分と安い金利でお金を貸し出すものだから、日本で円を調達して、海外で運用する円キャリー取引が随分と盛んだったようで、今回もその巻き戻しが起きました。

色々種類はあるようですが、簡単に考えれば、日本で円を借りて、米国債を買う。米国債って、年の利回り5%ぐらいついていた時期があるから、まあ、1%で借りて、5%で運用できれば儲かりますよね。

でも、為替リスクがあるから、それが怖いんで私はやりませんが、為替ヘッジかけて良いなら、私もやるわけですよ。ぐらい、金利差があるので、為替リスクに目を瞑って、為替のヘッジをかけずに投資をしちゃう人たちがいるんですが、そんなギャンブラーがたくさんいれば、円キャリー取引の巻き戻しで円高が進むことなど、火を見るよりも明らかだと私は思っていました。なので、為替ヘッジをかけずに債権を買うことなんで怖くてしません。

どうして、こういうことをする人がいるのか、私にはわかりませんが、まあ、資本主義経済は自由なので、しょうがないと言えばしょうがない。

どうすれば、落ちるナイフを掴めるか?

今回、まあまあ、落ちるナイフを掴めました。

掴めたのは、元々現金のポジションを上げていたから。日経平均などの日本や米国の株価が割高であるという認識があって、いつ、暴落してもおかしくない、なぜなら、買うべき銘柄が見つけにくい状態だから、という市場の認識がありました。なので、年初に無理して、現金のポジションを作りました。これで、株価が落ちても、精神的な余裕が少しある。

あと、今回良かったのは、試しに買ってみた、債券を少し持っていたこと。これは、暴落時に持っていたことはなかったのだが、今回、ヘッジのついた米国債を少し持っていた。これの価格が、株式の暴落時に上がることがわかったので、これは少し安心だった。現金を全部使ったとしても、この債権を換金できるので、まだ余裕があったので、現金はまあまあ突っ込めた。

当然ながら、私は信用取引をしない。しないので、追証などが来るわけもなく、精神的に余裕があった。

リーマンショックの時に困ったこと

落ちるナイフを掴みにいってよくハマるのは、落ちきっていない時に買ってしまって、一番安くなった時に現金がないこと。これを実は私はリーマンショックの時にやってしまい、回復に時間がかかった(とはいえ、リーマンショックの最中にフルインベストメントは続けた)。

難しいのは、いつが底なのかはわからず、株価が下がって、株式を買い増して、また下がる時。この時にどうするかという話がある。私は、リーマンショックで反省し過ぎているので、全部いっぺんに買わない。資金をある程度分散して、ゆるゆると買うことにしている。で、出来高がぼーんと上がる、いわゆるセリングクライマックスになったら、買うことにしている。

でも、出来高を見て、セリングクライマックスと思ってやっても、怖い時は怖い。ので、全部は資金が投入できていない。

それで、突っ込むお金が足りなかったのが、コロナショック。この時は明らかにREITが安いとわかっている株価がついていたにもかかわらず、現金を随分残してしまった。たった1日の大チャンスを随分と逃して、それから少し株価が戻ってから買う羽目になった(まだ安かった)。

それで今回、債権に手を出して見たのだけれど、まあ、本当の金融パニックの時は債権も価格が落ちるしね。債権も質の悪い債権は一緒に落ちるだろうから、本当に信用の高い部類の国債しか買えない気がする。

というわけで、挿絵は、「落ちるナイフ」を連想して選んでみました。



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