書評:『おしえて! さかなクン1』(さかなクン)
私は、さかなクンのファンです。彼のような魚への興味一本で生きている生き様は素晴らしいなと思う訳です。しかも、魚のイラストがかけて、鱗の数まで正しくかけるほど、さかなクンは、魚に詳しい。東京海洋大学の客員教授でもある訳です。そのさかなクンが、イラストを交えつつ、それぞれの魚の魅力を解説するのが、この本です。
実は、小学生の長男が図書室から借りてきたのがきっかけでこの本を知り、私があとで買って読んだのが今回です。
私は、寿司が好きで、十年以上、寿司屋に通っておるのですが、恥ずかしながら、魚の名前がよくわかっていません。寿司になった秋刀魚と鯵と鰯の違いがわかっているのかというと怪しいぐらいダメです。そろそろいい年をした大人として、寿司のネタぐらいはわかるようになっておこうと、この本を手に取ったのでした。まあ、世の中、寿司ネタになる魚ばかりじゃないのですが、そう言った意味で、この本はアタリで、魚に対する興味が湧いてくることに成功しました。
かつて、中途半端にダイビングをしていたことがあるのですが、この時も、ダイバーの皆様が熱く海の生物を語るのですが、私にとってはどうでも良いことで、せいぜい、マンタに興味があったぐらいで、あとは、「ナンヨウハギいっぱいいるけど、きれいでいいじゃん」と思っていたぐらいでした(ナンヨウハギはたくさんいてすぐに見られるので、ダイバーとしては貴重なものではないらしい)。
ダイビングには反応しなかった私ですが、寿司ネタには反応したのでした。やっぱり、実益が一番ですね。次の立ち食い寿司屋が楽しみです。