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ビジネス書評

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2017年10月の記事一覧

書評:『新しい現実』(PFドラッカー)



1989年に書かれた本で、ソ連の崩壊を予言して見事に当たっている。ドラッカーは、神がかり的な予言者ではない。現実を注視し、社会を分析する社会評論家であると私は思う。

この本は、未来予測ではなく、すでに起きた変化の解説本である。でも、ほとんどの人にとっては気づいていない変化である。もしくは、その変化のマグニチュードに気づいていない。そこを明言しているのが、ドラッカーである。

まず、主義主張と

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書評:『見えざる革命』(P.F.ドラッカー)



1976年の本である。今頃読んでも面白い。ドラッカーの慧眼である。

まず、ドラッカーは、米国の社会を「年金基金社会主義」と呼ぶ。世の中の財産には生産財とそうでない財がある。生産財とは、利益の出ている企業の株式のようなようなものを指し、お金を生み出す財産である。『金持ち父さん、貧乏父さん』で言う所の財産を指す(一方、後者は、買い切った自宅など、消費してキャッシュを生み出さないものを言う)。米国

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