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2017年6月の記事一覧
書評:『ドラッカー わが軌跡』(P.F.ドラッカー)
原題は、"Adventures by a bystander"。旧訳は『傍観者の時代』とあるが、この場合のbystanderは「居合わせた人の冒険」というニュアンスだと思う。ドラッカーの出会った人たち、お世話になった人たちを、ドラッカーの目から書いている半自伝的な作品である。但し、描かれている対象は、ドラッカーではなく、その出会った人たち、お世話になった人たちである。本人の前書きにあるが、それ
書評:『断絶の時代―いま起こっていることの本質』(P.F. ドラッカー)
この本を読んでの一番の感想は、「あぁ、なぜこの本を10年前に読まなかったのだろう」という後悔である。そして、今もなお、読んでないより、読んでおいた方が、人生の為に役に立ったと思う。
この本は1968年に初版がでて、その後1983年版がでて、これが、1999年に日本語版として出ている。30年経って内容が色あせなかった、というより、ドラッカーの予言的なものがことごとく的中していったように見える。