【3.11の歌】電話越し まだ見ぬ人の労りにやまとのくにの力信ずる
電話越し
まだ見ぬ人の労りに
やまとのくにの力信ずる 〈未芙美〉
初出=『みふみのトーキョー 彩・時・記』@『ココログ』(2011/3/15)
今日の午後、黙祷をしていて思い出したこと。。。
10年前、イベントホールに勤務していた私の仕事のひとつに、お客様の電話を受けるコールセンター業務がありました。
地震の翌日も、いつものように、いえ、いつも以上に鳴る電話。
予約チケットのキャンセルの連絡。直近の公演の開催有無の問合せ…電話越しに、ずっとお客様の声を聞いていました。
そして、たくさんの顔も見たことのないお客様と、無事を喜びあい、お互いを労り励ましあいながら会話を繋ぎました。
人の声には力があります。
あの時、確かに、お客様の声に力を、希望をもらっていた私。恵まれていたと思います。
現在の経理の仕事は、お客様の声に直接触れる機会が少なくて。
…どちらかと言えば電話応対の苦手な私ですが、それはそれで淋しく感じます。
公私共にこの10年で、「電話で人の声に触れる」というシチュエーションが減ったからかもしれないし。コロナの影響で、人との接触自体が制限されている今だからなおさら、なのかもしれません。
10年後の今、想像の埒外の状況にいる私達。
耳をすまして、誰かの励ましの声を受け取る機会に敏感でありたい。そして、誰かに労りを届けられる声を持てたら、と思います。
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