雨中、晴れ女のボヤき~「それでも僕らは出社する」は続く~
↓の続編といいますか。。。
自他共に認める晴れ女のワタクシ。
かなりな力業で在宅勤務ベースの働き方に移行した途端、「ドデカPC抱えて出社」日に雨が降るようになった。
今朝も、雨の気配を感じながら駅までの道を歩き、
「これは…もしかして。誰かに出社を止められているのかも」
「ずっと在宅で働け、というお告げでは」
などと思いながら、PCごと電車に揺られて職場へ向かった。
職場へ着いてみると…
「平時か?」
と思うくらい、人がいたorz.
ぎょっとしたのは、先月、軽い心筋梗塞で3週間入院したビッグシニアが連日出社していたこと。「絶対、出社しちゃいかん」フラグ、立っててるのに。…自殺行為か。
…みんな、頼むから、在宅で仕事してよ。。。
昼間、定例業務のひとつひとつを
「これ、何をどうすれば在宅でできるかな」
と考えながらこなして行く。
合間に、緊急事態ならではの案件について、マネジャー間で連携しながら対応フローを組み立てていく。
遅めのランチに外へ出ると、雨の匂いが強くなっていた。
食べ終えて会社に戻ったら、ビルに入った瞬間に雨が降り出した。
「やっぱり、私、晴れ女だよな…」と思う。
さて、夕方。定例のマネジャーミーティングで、
「ゴールデンウィーク明けからは、原則在宅勤務をNGにしようか」
という議題が大真面目に語られた。目が点になった。
社長が社員に向け、緊急事態宣言期間延長の可能性も踏まえ、安全が確保できる営業形態とタイミングを熟慮し云々、発信しているのに。
”在宅勤務”ベースで働いている人と、”自宅待機”として休んでいる人の区別がつきにくいから、という。
「区別がつく扱いをすればいいことでしょっ!」
と叫びそうになるのを堪えた。
(新参者なので、一応、今のところおとなしく振る舞っているのである)
在宅でできない業務があるから、という意見も、当然ある。
個人情報その他の関係で、”現状は社内有線LANでのみ閲覧可能”なシステムなども存在するからだ。
「その業務だけ、切り出して、出社当番に任せればいいじゃん」
と思うのだが…誰も、そう言わない。
1時間半のミーティングで溜まった「なんで? なんで?」という思いが顔に出たのだろうか、先輩マネジャーから「業務効率化&精度アップ」のアイデアを求められた。
「もっとチーム全体で管理できれば…」と、恐る恐る、いくつか提案。
すると、
「人によって、やり方が違うからねぇー」
「そんな時間があるなら別の仕事したい、て思っちゃうのよぉ」
と。。。
いや、ですから、その属人化やめましょうって話なんですよ!
と言いたかったが、他のマネジャーの顔色も見て、言葉を飲み込んだ。…自分、新参者ですから。
それぞれの方に見習うべき点があり。でも、こと働き方に関しては、徹頭徹尾“昭和流”を貫こうとする大先輩職人達。
「この人達を説得するには、在宅でも仕事はできる、マネジャーは務まるってことを実践してみせるしかないんだな」
と思った。
”脱・昭和の働き方”のために、明日は在宅だ! できる限り在宅だ!
そう思い決めて、特命モバイルPCバッグにドデカPC様を梱包し、会社を飛び出した。
…外は、大雨になっていた。