日記、あるいは復職4ヵ月の振り返り。

有休を取った。

予定していたリワークセミナーのために入れた有休だが、セミナーが日延になってしまった。
昨日まで、出勤に戻そうかとも考えていたが、休んで良かった。
今日1日、使い物にならなかった。

昨日は、本社経理部に異動して初の、四半期決算の締切日。
その合間に本社⇄旧本社(かなりの距離)を往復して、「ぜんざい公社」産業医イイナリ先生との面談。…これが結構、消耗した。

もともと、来月には残業解禁にする心積りで臨んだのだけど。
イイナリ先生、私が座るなり、
「来月から残業するか、再度休職するか、どっちが良い？」て二択提示。
これ、ほぼ恐喝と思うが、どうなんだろう。

「どっちが良い？」
で、本人が選択したテイにするのがセオリーなんだね。
しかしセオリーどおりにしても、肝心の先生が失言ポロポロじゃあ…
「休職とか要保護とか、一杯いすぎて個別対処とかできないから！　
　会社で決まってる通りにやってもらわないとね！」
とか。
はいはい、知ってるけどさ、それは言っちゃマズいでしょ。
「産業医の目的と機能」を否定する、自己矛盾・ハリボテ自白・茶番暴露トークでっせ。

悪事の破綻は、1番弱いピースが落ちるところから、みたいな事を思い出す。
なんで私の方が、
「それ、労基に駆け込まれたらマズいレベルよ〜」
とか、気を揉まなきゃなんだか…。

最後に、「君は頭も気持ちもしっかりしてるから、後は体力だけだね！ あと3週間で体力つけて」と言われ。
先生的には、「口もしっかりしてる」て言いたいんかなー、と思う。
いやいや、今回は舌鉾振るわず大人しいもんでしたけど。

再度、街を横断しつつ、思う。
「頭も気持ちもしっかりしてる」て診断した人に、休職勧めるメンタル産業医って、ドウナノ？
しかも産業医面談発生するたびに東京メガシティを徒歩で横断し、暑い中を15,000歩とか歩いてて。
これで「体力足りない」って…「ぜんざい公社」、どんだけアスリート集団目指してんの？
　

部署に戻ると、締めたばかりの四半期決算の、分析&内部監査提出用資料を作れ、とのミッションが。週明けはまだ忙しさが続きそうだ。

そして、昭和部長が、私を手招き。
「統括部内のデジタルリテラシー&OS活用度向上」が、急遽年度課題に追加され。私の参加する「統括部レベルアップ会議チーム」に、そのミッションが追加下賜された、と。
「Office365とかteamsの活用度アップ施策、生産性向上施策とかをね。どーんと考えて！」
と部長。

来たー、「ぜんざい公社」お得意の、プロジェクト替玉追加措置！　…が、瞬時の感想。
毎度毎度、目的設定やら成果物定義やらをしない状態で、やるぞやるぞと騒ぐ輩がいるからこうなるんだよ。
しかも隣に、「統括部働き方&生産性改革プロジェクト」てぇのが有るのに、まるっとこっちに振るお偉いさんのセンスが、いただけない。…と、毒づく。
…まぁ、やりますけど。
休職中に、IT基礎知識を攫っておいて良かったかもしれない。

このあたりで、お腹いっぱいになり、予定通り有休を取ろうと決めた。
先週から、親族会やら免許の更新やら、イレギュラーな予定続きだったのだ。1日くらい休んだ方が良い、と。

ヘトヘトしながら帰宅の途に。

とにかく来月からは、要保護ステージが変わって残業解禁だ。
そして、気づく。私はそれが、やっぱり嬉しい。

イベントホールでしていた経理業務とは違いも多くて、初めての事ばかり。全国の「壺算」事案の解決とか、面倒も多い。でも、新しい仕事に触れるのが、滋味に楽しいのだ。
数字の列から、その裏の物語を読み取るようなこの仕事に、まあまあ適性がある気がする。

昭和だ昭和だ、とボヤいてはいるが。そのコロナ対策どうなんだ、とは思うが。部署の人間関係も、今のところ大きな問題はない。
この人たちの役に立てたら良いな、と素直に思えている。

及第点、ということにしておこう。
あまり深く考えず、やれることをやって行こう。
そんな事を思いつつ、こんこんと眠った1日だった。