【日記】220321-0327. 揺れ動く昭和世界(3行日記的に)

少しずつ、自分のライフが削られていく感覚を味わう1週間。

【今週のこと】

＊週末を、友人とのお喋りやヨガなどで比較的ゆっくりと過ごし、少しエネルギーを取り戻して出社した月曜日。
…オジサマの機嫌が、激烈に悪い。
来月半ばに定年前の有休消化に入る予定で、完全にカウントダウン態勢だったオジサマに、私の転出辞令を受けて部長が要請したらしい。
「せめて4月いっぱいは出社しろ」
「4月中に、ミフミの後任マネジャーを教育しろ」
そりゃ機嫌も悪くなるだろう。1年かけても私に教えられなかった(教える気がなかったとも言う)ことを1ヵ月で新任のマネジャーに、とは。私へのアタリがキツくなるのは、完全に八つ当たりだが。。。
周囲のマネジャー陣の反応は、
「1年間ミフミに丸投げしてきたツケ」と冷ややかなものだ。正直、私もそう思う。が、その気持ちを封印し、ただひたすら穏便に出ていけるよう努めようと決めた。

＊昭和部長もオジサマも、私の転出が決まったことなど忘れたかのように、最後の最後まで次々と仕事を振ってくる。それでいて、「引継ぎは完璧に」などとプレッシャーをかけてくる。
年度内に完結する作業ならともかく、4月に入ってもあれこれ続く仕事を、なぜ今、来期続投のオジサマではなく私に振るのか。。。
残業禁止と言いながら、連日遅くまでいる私（とミィ女史）も、夕方から待機と称してサボりまくっているオジサマも、部長は放置だ。
とりあえず、4月に入ってからの決算業務に関する準備だけは、
「とてもやりきれないし、やったところで本番期間には経理におらず引継ぎが増えるだけ。かえって部に迷惑がかかる」
「その時間があるなら、後任者への引継ぎに充てたい」
と、リーダーに泣きついて、オジサマに振り返してもらった。

＊年度末のチームの恒例業務に、会計システムのメンテナンスがある。
来年度の組織改正や人事異動を受け、グループ全社について、来期に向けたメンテナンス項目を吸い上げて系列システム会社「ギリシャ」に修正依頼をかける。
この面倒かつ時間の制約が厳しい作業について、オジサマは「ミフミに一任」し、いっさい手を触れないと決めたようだ。
在籍期間10日を切った私がこの部署固有の新しい業務を覚える意味ってなんなんだ。
経験者のオジサマがやる方が早くて正確だし、各社からの情報にヌケモレがあった場合、4月以降に再修正依頼をかけるのはオジサマになるので、かえって面倒だろうと思うのだが。。。
まぁこちらも、経験値を増やすだけと割り切り、後は野となれ山となれ、の気持ちで必要最低限の確認で淡々と作業を流す。
今年度末は、イレギュラーな業務PCや業務スマホの設定変更が発生し、異動者は通常以上の変更作業に追われているのだ。余計な面倒を背負い込まぬよう、省エネ運転を心がける。

＊このタイミングで非・管理職メンバーの人事異動が発表され、職場の混乱はさらに激化。
優秀な女子メンバーが、大量に部外転出することになったのだ。ちなみに、我がチームのチーターも転出組に入っていた。
聞けば、自ら異動希望を出した者ばかり。社内公募に手を挙げた者も複数いる。興味深いのは、該当者全員がエース級の女子、ということ。この2年間、年功序列・男尊女卑丸出しの専制を布いてきた昭和部長が、能力も意識も高い女性社員らから、 一斉にNO! を突きつけられたということだ。

＊昭和部長は、この異動の意味をどう感じているのか…と、振り向けば、ミィ女史が寄ってきて囁いた。
「なんか、このところ、毎日ランチの後に部長からビールの匂いがするんだよね…」
マジか。
私自身は、部長のタバコ臭と、追加の無茶振りを警戒して無闇に近寄らないようにしているので、気づかなかったが。。。
真偽を確かめたい！　…が、「穏便に、穏便に」と唱えて堪える。

＊さて、私の後任者について。
転出する私と定年間際のオジサマの代わりで、2名のマネジャーが来るという。そのどちらかにウチのチームを任せる、と部長に言われ、さらに
「発表は、4月1日の着任後だな！」
おい待て、部長。
それでどうやって同日転出する私に完璧な引継ぎをしろなどと言えるのだ。
私と本人にひと言告げれば、メールを転送するなり何なり、事前に効率的に情報共有できるのだ。それをなぜさせないのか。
「4月以降、お前が教えに来ればいいじゃないか」
こともなげにオジサマが言う。
おい待て、オッサン（この瞬間、オジサマから格下げだ）。部長に1ヵ月の勤務延長を要請されたやろ。いったい何のためだと思ってんだ。
昭和には昭和で対抗だ、と、この日から置き手紙の制作準備を作業に組み込んだ。

＊この最中、新しい上司から連絡があった。
週末の私との面会予定日だが、同居家族のコロナ影響で出社できなくなったという。
「えーっ‼︎」
トピック・オブ・レイワ。…時流だ。
昭和な面々と戯れすぎて忘れかけていたが、ここは令和の世だ。
私自身を昭和から令和へ設定変更する、それも年度内の課題だと思った。