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オーディション商法・広告オーディションのまとめ

-受けようとしているオーディションに不安があり、ネットで調べてこの記事にたどり着いたあなたへ-

※この記事は最新の手口が分かり次第、随時更新していきますので、ぜひブックマークしておいてください。


あなたの音楽や芸能に対する目標によって、オーディションの意味が変わってきます。

【シンガーソングライターや作曲家、ギタリストなどのクリエイティブ職を目指している場合】
現在、CDの売上が減少しているため、売れる可能性が未知数の新人アーティストに対して予算をかけることが難しくなっています。そのため、実技審査だけで合格を出し、予算をかけるオーディションはほとんど存在しません。SNSでコツコツと自分の音楽を発信していく以外に道はありませんので、オーディションには参加しないでください。

【ボーイズグループ、ガールズグループ、俳優、モデルなどの芸能活動を目指している場合】
オーディション合格から活躍する可能性は十分にありますが、どのオーディションを受けるかを慎重に見極めることが大切です。

あなたが受けようとしているオーディション、信頼できますか?

もし、あなたが受けようとしているオーディションがSNSで表示されるバナー広告から来ているものであれば、かなりの確率でそのオーディションは信頼できません。そうしたオーディションは、50万円から100万円程度の費用を支払った後、簡単なレッスンや写真撮影が行われるだけで、実際にスターになることはありません。音楽や芸能に対する憧れにつけ込んで、オーディションを名目に高額な契約を結ばせる手法は「オーディション商法」と呼ばれています。

オーディション商法の特徴

  • 募集年齢に10代が含まれていない

  • 所属アーティストやタレントが無名(誰もいない)

  • 「未経験歓迎」と書かれている(誰でも受けられる)

  • 被害者の口コミが多い(被害者は皆、声を上げています)

典型的な手口

  • あなたを特別扱いし、「才能がある」「可愛い」などと褒める

  • 1次審査で簡単に合格(本物のオーディションは通常3次審査以上)

  • 契約を結ばないとしつこく電話がかかってくる(まるで消費者金融)

  • 迷っていると不安を煽り、契約を強引に迫ってくる

  • 高額な費用を請求され、割引の提案(100万円を60万円に値下げ)

よくある費用名目

  • レッスン費用(ボイストレーニング、ダンスレッスンなど)

  • 事務所登録費用

  • マネージメント費用

  • 宣材写真の撮影費用

  • レコーディング費用

  • CD制作費用

※これらは会社の経費であり、アーティストやタレントが支払うべきものではありません。米津玄師が新曲をリリースするたびにお金を払っていると思いますか?

受けて大丈夫なオーディション

  • 坂道シリーズ

  • BMSG

  • PRODUCE 101シリーズ

  • 大手レコード会社

  • 大手芸能プロダクション(※口コミ確認が必要)

僕の教え子たちを見てきた経験から言うと、少しでも怪しいと感じたオーディションは基本的に避けるべきです。上記のように、誰が見ても信頼できるオーディション以外には参加しないようにしましょう。また、某音楽プロダクションがオーディション商法に関わっていることはよく知られた事実です。特に「新人募集」など漠然とした表現で行われるオーディションではなく、具体的な名前が挙がったオーディション(例:「乃木坂46 7期生オーディション」など)でない場合は、必ず口コミを調べてから判断することが大切です。

契約トラブルの相談先

もし不安なことがあれば、消費者ホットライン「188(いやや!)」に相談しましょう。法律に詳しい専門家に相談するのが一番安全です。

さらに、オーディション商法によってお金を取られなくても、ボランティアとして芸能活動をさせられることもあります。音楽や芸能の世界に足を踏み入れる前に、しっかりと情報を集め、理解してから行動することを強くおすすめします。

一人でも被害者が減りますように…

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