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パワハラ 共通点

兵庫県知事パワハラ問題、兵庫県民のひとりとして '百条委員会' を最後まで真剣に聴いていた。
自分を振り戻って反省すべき所を気づくより、全て自分は間違ったことはしていない! と自己弁護ばかり。"覚えていない" "記憶にない" "対応は適切だった" の続きで兵庫県を代表する人としての人格がとても見苦しいと感じた。

パワハラが始まった頃の出来事を聴いて思ったこと。権力の下でパワハラが平気でできる人の交通点がわかってきた。

知事就任後、既に机を叩いたりしているとのこと。それは就任直後は、知事とも言え今まで知らなかった内容ばかり仕事していくのだから、そこは謙虚に周囲の人の手助けをしてもらってやっていくんだと考えるべきだと思うのに、力で自分は知事なんだとそこに気持が強すぎて、配慮が全く無い振る舞いとして感じ取れた。

私が前の会社で受けたパワハラ▶
以前の会社で、関東の人が関西の方に転勤となって異動先がうちのオフィスだった。それもオフィス長の経験すらない初めてのオフィス長になった人物だった。年齢は若い 28才。実際の経験より、知識だけで試験に通った実力者だったとは思うけど、新しいオフィス長に仕事仲間の人が笑顔で寄っていく姿を見て、私は、ヘコヘコよく見せようと近寄る意図はなかったため、黙々と自分の仕事をこなしているだけだった。元々仕事の報告も私は、トレーナーにする決まりなので、直接オフィス長とは向き合って話すことは殆ど無い立場だった。

なのに、このオフィスの決まりとか雰囲気をまだ感じ取る前に、自分はこのオフィスのトップなんだと、権力を見せつけたいのか、"何で報告をして来ないんだ! sunaさんは社会人としてなっていない!" 言い出して、その後、3時間も別の階の部屋で、オフィス長と2人だけの空間で、"何で相談に来ないんだ!" 言われても、私は、トレーナーに報告するようになっていて、オフィス長が来る前にみな報告済と答えたあと、黙っていると、"何で黙っていんだ!"とか、本当にこのやり取りで、夜9時にやっとその部屋から出ることが出来て、この辺から私の精神バランスがおかしくなり崩れだしていた。

会社の方針で、年に一度、パワハラ、セクハラ問題を映像を見せられながら教育受けてはいるけれど、あんなのは建前だけで、会社内では報告しても、それこそ告発者としていずれわかる事になる。結局自分にその重みが振り戻ってくるのがわかっていた為、会社にも報告すら出来ずに諦めて仕事を頑張っていたが、その後、踏んだり蹴ったり、いろんな事が続いて、朝の会議中、息が止まり、大きい病院へ行く羽目になったり、夜も吸う息が吸えず、吐いてばかり居ると、乱れた呼吸で眠れない日が続いていた。

私の人生を、全否定するような、"社会人としてなっていない!" この言葉はどうしても許せない!! 28歳に言われる言葉では無いと言い返したいけれど、胸を押さえながら我慢していた。理不尽に一方的に怒鳴られていたあの日が、私をずっと苦しめていること、この新人オフィス長は気づく事もなく益々自分の権力を振る舞うことの連続。結局、他の人達も徐々に反発して、気付くと7人ほど連続で会社を退職しだした。私も精神力が持ちきれず、心療内科の診断を受けるようになって、1年後退職した。

その後、噂によると、そのオフィス長は、関東に戻され、オフィス長の職ではない、教育係に移られたとのこと。その教育言うものは、人間性の教育じゃなくて、この会社の商品知識を述べる教育かかりだろうから、驚きもしなかったが、あの嵐のようなパワハラにも耐えながら、お客さんのことを思い、すぐ退職しないで頑張っていた自分を今になって思うと、一度の人生、遠回りに要らぬ苦悩に費やした時間が勿体ない。

ここで百条委員会に戻る▶
兵庫県知事パワハラに、心の行き場を失われ、家族を残してまで自ら命を絶ついう決断は、計り知れない重くて深い思いが、そこにあったと思う。

パワハラは、絶対にやっていけない!! どのような人間関係でも、お互いただの人間に過ぎない。上下があるのは、仕事をこなす役割の上下なだけなのだ。兵庫県知事と、私が務めていた会社のオフィス長、二方の共通点、それは、[立場は偉いのに若い新人]。新しく赴任した兵庫県知事、新しく転勤で来られたオフィス長、どちらも、今から自分の思い通りにやる気まんまんで意気込んでいるけれど、実際はそれまでの仕事の現状を把握できていないのに自覚がない無力が、パワハラ言動の原因の元になっていると思った。

兵庫県知事の発言、"相談して欲しかった!" 言葉を百条委員会映像で聴くと、私の上司だったオフィス長の発言と同じ言葉に、部分的な共通点で、パワハラ経験談交じりで、何故パワハラを発する者には、権力以外、人間として感覚には気付かないのかを悟った気がして書いているうちに長文になってしまった。