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離婚を決めるまで


これから離婚を考えているあなたへ

これから離婚を考えている方へ、私の場合何が離婚の決め手となったのか、離婚を決めるまでに誰に相談したのか。
離婚という選択をする背景は様々で、全く同じ理由、ということは少ないと思いますし、私個人の家庭事情を知ったところで、皆さんの離婚への気持ちの向き合い方が大きく変わるわけではない(変わってはいけない)と思いますので、詳細は伏せつつも、私が離婚を決心し、実際に動き始めるまでのことを簡単に記します。

相談相手

友人、家族への相談

私の場合、夫との関係が拗れてしまったころから信頼できる1人の友人にはあれこれ話をしていました。今日こんなことがあったとか、いよいよ心が折れてしまいそうだとか。
一方離れて暮らす実家の両親には、詳しくは話していませんでした。心配をかけたくなかったので。とはいえ両親はきっと心配していたと思います。ただ、私の考えを尊重し(親として夫への不信感、不満等はありつつも)、あなたたちがうまくやっていけるのであればそれでいい、そう思い、詮索してくることもありませんでした。
誰かに相談をして、「それ私だったら離婚するって言ってる」「その出来事は離婚するに値する」等と言われても、それはあなたの意志ではない。
自分でも、当たり前だけれど決断は自分でしないといけないことは分かっているのに、誰かに「あなたの選択は間違っていないよ、それで良いんだよ」って背中を押して欲しいんですよね。だから相談するし、ネットで見ず知らずの人たちの体験談を読んだりして自分の心のモヤモヤ、不安と葛藤し続ける。この期間が一番苦しかったといっても良いくらいです(もちろん別居以降も次々と壁にぶつかり、とても苦しいことはあるし、ずっと闘い続けています)。

第三者への相談

離婚に気持ちが大きく傾き、具体的に行動を起こそうとする中で、私は弁護士相談に先立って、自治体の身の上相談を利用しました。
お住まいの自治体によって相談窓口が異なり、名称も色々あるかと思いますが、「離婚相談 自治体名」などで検索するとでてくるかと思います。
私の住んでいた自治体では、離婚問題・夫婦関係・親族関係など家庭内のことについて、相談員(調停委員)が1時間弱相談を受けてくれるとのことで、思い切って電話予約の上利用してみました。
ちなみに調停委員とは、裁判所で行われる民事調停や家事調停において、中立的な立場で当事者の話を聞き、合意に向けた話し合いをサポートする人のことです。弁護士や元裁判官など法律の専門家だけでなく、社会経験が豊富な一般市民も選ばれます(公募はなく、裁判所が推薦・選考し、最高裁判所が任命)。
私を対応してくださったのは、60~70代くらいの女性。上品かつきりりとした印象の方でした。
第三者への相談が初めてだった私は、時間も限られていることから、事前に経緯等含め話したいことをある程度まとめていたのですが、それまで堪えていた気持ちなどがあふれ出てしまい、結局終始泣きながらの相談となってしまいました…話したいことも、断片的にしか話せず。
私の支離滅裂な話を何とかくみ取って話を聞いていただいた中で言われたことは(結構ズバッと仰ってくださる方でした)、
・本当に本当に覚悟を決めたら、弁護士をつけて、実家に帰り、あとのやりとりは全て弁護士に任せたら良い。
・もちろんお金はかかる。結構な金額がかかる。(弁護士の無料相談も利用しようと思っている旨話すと)弁護士はお金を払わないと仕事してくれない。
・(弁護士選びについて)自分の立場上、この弁護士が良い、等は伝えられないが、ネット検索ですぐに広告がでてくるところはあまり良くない。無料の法テラスなどで紹介してもらえる弁護士も、あんまり…
・本当に覚悟を決めたのなら、早く行動する方が良い。
・(親権等こどものことについて)相手の年収がはるかに高くても、そこは関係ない。基本的に兄弟分離することはない。

泣きっぱなしで相談しようと思っていたことの一部しか話せなかったものの、それでも行って良かった、と思いました。

ちなみにその後インターネット検索で上位にでてきたNPO法人の電話相談も利用しましたが、正直こちらはがっかりで、お決まりの回答、という感じでした…

最後に

今、たくさんの悩みや迷いを抱えていることと思います。離婚は人生の大きな決断であり、簡単なことではありません。感情が揺れ動く中で、「本当にこれでいいのか?」と何度も自問することもあるでしょう。

大切なのは、あなた自身の気持ちを大切にすること。そして、冷静に情報を集め、先の生活を見据えて準備をすることです。離婚は終わりではなく、新しい人生の始まりです。あなたが幸せに生きるための選択であるならば、きっと前に進む力になります。

一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に相談してください。あなたの未来は、あなたが決めるものです。どうか、自分を大切にしてください。



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