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大人の「自家中毒症」
久しぶりに大きいのをやってしまいました。
「自家中毒症」。
昨日の記事にも書いたんですけど、「自家中毒症」(別名:「周期性嘔吐症」・「アセトン血性嘔吐症」)というのは、季節や環境の変化などに過敏になって自律神経のバランスが崩れ、胃炎・嘔吐・頭痛などの症状を引き起こす病気です。主に2~10歳くらいのやせ型で筋肉量の少ない子供に発症しやすく、成長と共に改善することが多いのですが、大きくなって片頭痛に変化したり、まれに大人になってから発症することもあるそうです。
人間は身体を動かすために、食べ物から取り入れたブドウ糖をエネルギー源にしますが、血液中にブドウ糖が足りなくなると、肝臓で糖を作ったり、身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーにしています。
筋肉量が少かったり、肝機能がまだ十分に発達していない子供は、必要な糖の生成を肝臓で賄うことが出来ず、脂肪を分解することで補おうとします。
この糖の代わりに脂肪を分解した時、燃えカスとして出てしまう「ケトン体」が「自家中毒症」の嘔吐の原因です。それだけでなく、体内にケトン体が増加すると、血液が酸性に傾いて吐き気や倦怠感などを引き起こします。
なので、子供の発症例が多いのですが、大人でも筋肉量が少なかったり、肝機能が充分でないと同じような状態になって「自家中毒症」になってしまうようです。
発症の原因には、季節や環境の変化、心身へのストレスがあげられるので「自律神経失調症」の一つにも数えられるかもしれません。
子供の頃は季節の変わり目ごとに(年四回行事)倒れては嘔吐して病院に担ぎ込まれる・・・みたいなことが多かったんですが、仕事を始めるようになってからは治ったと思ってたんですよね。
でも、考えてみたら仕事を始めてすぐに、週末ごとに頭を金づちで殴られるような頭痛がしばらく続いていたし、その後も季節の変わり目ごとに、いわゆる不定愁訴みたいな症状が少なからずあって。
要は形をかえ、重度を変え、なんだかんだ残っていたわけですな。
とはいえ、久しぶりにひどいのを経験してしまったので、原因はなんだろうと考えてみた結果・・・一日一食が原因の一つじゃないかと思い至りました。一日一食にして、胃も腸も身体も快適だったんですが、もともと糖を作る機能が上手く育ってない状態だったので、この急激な寒暖差に対抗できるエネルギーが足りなくなってしまった模様です。
どおりで最近やたらと甘いものが食べたくてしようがなかったわけだ・・・。
結構甘いものを取り過ぎかなと思うくらいには食べていたんですが、足りなかったようです。チョコが多かったので、もう少し果物とかで補った方がいいかもしれません。
今回、改めて「自家中毒症」について調べていたら、昔の自分を思い出しました。急な不調も、もしかしたら子供の頃に悩まされていた要因が根にあったりするかもしれません。
子供のころと違って、自分で対処できることが結構ありそうなので、次は上手くやり過ごせるように、やってみようと思います。
季節の変わり目に体調を崩すことが多い方、もしかしたら子供の頃に「自家中毒症」体験したことがあるかもですよ?