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テストは団体戦?

日本でテストというと、完全なる個人戦で、隣の人に話しかけてはいけないし、カンニングも絶対してはいけない。

しかし、世界を基準にすると、そうでもないのかもしれない。

もちろん入学試験等、重要度が高い試験ではカンニングなど絶対許されてはいないと思うが、
授業で行われるテストでは、驚くほどカンニングがある。

テスト中に、「ここ何?」、「ここ見せて?」等よく聞かれる。
最初は驚きつつも1度だけ見せたことがあったが、
あまりにも多いため、その後は断った。

また、クラスを2つのグループに分けてテストを行った際には、前半グループの人がテスト中に、テスト用紙を撮影し、グループチャットに送信してきた。
私は後半グループだったので、もちろんテスト内容知りたい気持ちはあったが、前半グループの人たちや先生に悪いし、何より自分に対して罪悪感が強すぎて、ほとんど見なかった。

このように周りの人たちのカンニングが本当に多いので、
「テストは団体戦のようなもので、みんなと協力するのが当たり前」
という意識がみんな強いのかもしれないと思った。

同じクラスのもう一人の日本人留学生の子は、一緒に驚きつつも「染まりたーい!」と言っていた。

一方で、私は染まりたいとはあまり思わない。
確かに日本の常識を捨てて、現地に染まるという選択肢は間違っておらず、合っているのかもしれない。
でも、どうしても今はカンニングをしていい点数を取ろう、周りに溶け込もうという気持ちにはなれない。

私が真面目すぎるのかなと、悩みつつも、やはりテストには真っ向勝負したいという気持ちが強い…。

どうなんだろう。自分を持ち続けた方がいいのか。それとも周りに合わせてカンニングを手伝った方がいいのか…。
正解は無いと思うが、非常に今迷っている。



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