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サブカル好きを自認する
わたしは物心ついたときから、メインカルチャーをバカにして生きてきた。
「足がはやい子が好き」と言う女子を尽くバカにし、わたしはクラスの隅っこでボソッとおもしろいことを言う男の子に恋をした。
吹奏楽部に入り、流行りの音楽は聴かずにずっと自分が好きな音楽を探究し続けた。映画も同様に。
わたしは22歳の大学4年生だが、この歳になってはじめて自分の趣味がサブカルチャーに寄っているのではないかと自覚した。
これまでは流行りを好んでいた人をなんとなくバカにしていただけで、自分の好みがほんとうにサブカルチャーであるのかは意識していなかった。
しかし、メインカルチャーをバカにしてきたかつてのわたしと同じように、最近のわたしはサブカルチャーをバカにしていた。
どうせ『人と違うものを好きでいることに浸っているんだ』、『しょうもない青春やエロいことをエモいと一緒くたにし、自惚れているんだ』と思っていた。
何に対してもバカにすることしかせず、自分がサブカルチャーを好む人間だと気づいたときには少しショックだった。
ほんとうにサブカルチャーに寄っている人間なのか確かめるために、サブカル漫画で有名(わたし的には)な浅野いにおの漫画を読んでみることにした。
選んだ漫画は『うみべの女の子』。
読んだ結果は、すごく心が沈んでしまってかなり落ち込んでいる。
わたしは作品やニュースなどの影響を受けやすく、『うみべの女の子』からもかなり暗い雰囲気をもらってしまった。読んでから数日経つが、まだこの落ち込みようである。
何が言いたいか分からなくなっちゃったんだけど、結局
わたしはたまたまサブカルチャーに含まれるものが好きなことが多かっただけで、わざわざサブカルを好んでいる人間ではないということである。
サブカル好きと呼ばれる人はみんなそうなのかもしれないけど。
でも、やっぱりわたしはサブカル好きを認めたくない。サブカル好きを未だにバカにしてる訳ではないけど、わたしはサブカル好きとしてサブカルに含まれるものを好んでいるのではなくて、わたしが好んだものがサブカルに含まれていた、という体を取りたい。
*
これまでに書いたことは、もっと伝わりやすく、わたしの納得がいくように書き換えられるはずである。
そのときは編集するのではなく、清書としてまたアップロードしたい。