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殿様野球福祉
先月、ある親切な福祉のかたから教わった障害者福祉の施設に行って来ました。
場所によっては
「職に就いているんですね。さようなら」とか
「手帳を持っていないんですね。さようなら」というところが多いなかで、
職に就いていても相手にしてくれる施設で、それはありがたい。
しかし、私の担当になった人。とりあえず信頼してみることにしたのですが、さかんに「メールをください」「メールをください」と言っていました。
そして、ぼそっと「それで音信不通になっちゃう人もいるんですけどね」とも言っていました。
それから一か月以上。意味がわかりました。
私も、2通くらい、その担当の人に、メールを書いたのです。
仕事のメールではありません。助けを求めるメールです。ものすごくエネルギーが要ります。
2通、書いて、力尽きましたね。こういうメールを書くのはしんどいですね。
私以上に、気持ちが言葉にならない(=メールが書けない)人はいるでしょうし、困っている人ほど、メールを書くエネルギーは出ないだろうと思います。
おそらく「困っている人ほど助からない」仕組みになっているのだろうと考えられます。
それが、「音信不通になる人」だろうと思います。
まずくない?
せめて、「最近、メールがないけど、どうしました?」みたいなメールが向こうから来るとか、ないのかな。
殿様野球福祉だな。
困っている人を助けようとする意志はあるのか?
私は、それでもそこのセンターにはお世話にならざるを得ないと思いますが、それでも「メールください」だけなのは、酷ですね。
その人がハズレなのか、その施設全体がハズレなのか、日本の福祉全体がハズレなのか、知りませんが、でも、私は、その担当の人がハズレでも、文句は言えません。
なぜなら、私自身が、長いこと、ダメ教員で、何千人もの、生徒、および、保護者の「あの教員を替えてください!」という願いを誰もかなえられず、だったから。私自身が、たくさんの人の「ハズレ」だったから。
なんか、夜な夜なかぶと虫を食べて、あすはたかに殺されるという『よだかの星』のよだかが「つらい、つらい」と言う感じですね。つらい、つらい。でもなんとか前向きにやりたいです。
以上でした!