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ファジル・サイのモーツァルト
(いまから、久しぶりにクラシック音楽オタク記事を書こうとしています。モーツァルトのピアノ曲にかんして書こうと思っています。それでもよいというかたは、どうぞお読みください。ただし、おもしろい記事が書けるかどうかはわかりませんが…)
最近、聴いて、気に入ったアルバムがあります。ファジル・サイというピアニストの弾く、モーツァルトのピアノ曲のアルバムです。
収録されている曲は、ソナタ第13番k.333、きらきら星変奏曲、ソナタ第10番k.330、ソナタ第11番k.331「トルコ行進曲つき」の4曲です。いずれも有名な曲ばかりで、まるでオール・モーツァルトのミニ・リサイタルを聴いている気分です。
ソナタ第13番とか第10番とか(普通はモーツァルトのピアノソナタは、こうして通し番号で言うのではなく、ケッヘル番号で言うことが多いと思うのですが、通し番号で呼ぶことをおゆるしください)、たとえば私のようにオーケストラ人間ですと知らない可能性もあるのですが、モーツァルト・ファン、また、ピアノを弾く人のあいだではとても有名ですね。そして、たいへんいい曲ですよね。
きらきら星変奏曲は有名でしょう。さらに、「トルコ行進曲つき」は、終楽章が有名な「トルコ行進曲」になるソナタで、これも有名でしょう。つまり、このアルバムは、トルコ行進曲で締めくくられることになります。
ファジル・サイの演奏がまたすばらしい。既成のスタイルにとらわれず、極めて自由に、自分の思い通りに弾いた、というタイプの演奏で、そこがまた気持ちいいところです。サイといえば、自作の「パガニーニ変奏曲」を弾いた動画がYouTubeにありますが、それもすばらしい。本格的なジャズのセンスのあるピアニストですね。このアルバムのモーツァルトも、ほんとうによいです。
このアルバムは、私は、ナクソス・ミュージック・ライブラリ(以下、NMLと略します)で、近所の図書館のカードで入って無料で聴いており、それがおすすめです。NMLみたいなサービスを、サブスクというらしいですが、NMLは、月額いくらで、かなりいろいろなCDが聴けてしまうのです。それを私は、近所の図書館のカードで、無料で聴いており、これはかなりお得です。みなさんの近所にも、このサービスをしている図書館はあるのではないかと思います。興味のあるかたは、ぜひお試しください。
NMLで聴ける音源はじつにたくさんあり、ここで私の気に入っている音源を紹介し出すとキリがありませんので、今回は、比較的、気に入っているファジル・サイのモーツァルト・アルバムのご紹介をいたしました。ほんとうに、自由に弾いているのが気持ちよい演奏です。選曲もよく、完成度の高いアルバムだと思います。1997年録音なので、最新盤ではないですが、最新盤でなくても聴けるところがNMLのいいところです。モーツァルトの好きなかた、ピアノ曲の好きなかたにおすすめします!