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「守れ!オオサンショウウオ」?

 あるとき、ある生き物の番組でやっていたのです。「守れ!オオサンショウウオ」と。

 つまり、世界最大の両生類であるオオサンショウウオが、西日本豪雨で、絶滅の危機に瀕している、という内容でした。それを、周囲の人間が、復活を手助けする、という、だいたいそういう内容でした。

 しかし、ほんとうにそうかな?

 オオサンショウウオって、3千万年前からずっといるそうです。「生きた化石」なのです。

 西日本豪雨は、「50年に一度」の大雨だと言います。

 つまり、オオサンショウウオは、西日本豪雨のような規模の豪雨は、60万回くらい、経験してきているのです。

 それでも滅びなかったオオサンショウウオが、今回、滅びようとしているのは、どうして?

 番組を見ているうち、わかりました。それが、人間が川に作った、段差が原因であると。それでオオサンショウウオは、いったん流されると、もとの場所に戻れなくなるのです。

 これで、「守れ!オオサンショウウオ」は、ないと思いませんか?

 人間よりずっと昔からいるのです。

 人間の作った川の段差で、絶滅しようとしていたのです。

 この番組を見た子どもたち!だまされてはいけないよ!大人も、だまされてはいけないよ!

 以上です。お読みくださりありがとうございました。

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