新型コロナウイルスに罹った日記(編集中)
11月28日(月) 08:21
喉が痛い。なんか違和感がある。もう季節の変わり目か。
私の記憶が正しければ、少なくともここ三年は体調を崩したり風邪をひいたりなどの目立った体調不良イベントがなかったためこの感覚がむしろ懐かしい。こういうときは大抵、お茶や水をゴクゴク飲めば液体と一緒に違和感も取れていくのだ。私は普段お茶を一日3リットル以上飲むので、その水分補給の中でいつかは液体とともに剥がれていくだろうと思っていた。痛みが取れますように。ゴクゴク。
11月28日(月) 18:02
とはいえ、今日は四連勤の最終日であるため、体力も気力もクソ疲れている状態だった。
仕事が終わるのが20時。しかし、この後は終電の時間まで副業が控えている。
私は来年春に迫った引っ越しのために一刻も早く資金を集める必要があったため、今月半ばからのこの二週間あまりの間、系統がまったく異なる二つの職種を同時並行で学ぶ毎日を送っていた。
家を出るのが朝の9時半、帰るのは深夜1時過ぎ、という生活をほとんど休みなしに行っていたのである(驕りすぎじゃないか?自分の体力を・・・)。でも言い訳させてください!自分マジで体力には自信があったんです!朝から朝まで遊び歩いていてもまったく疲れないし眠くもならないという経験を積み重ねた結果出した結論だったんです(それはただの睡眠障害だよ‼️)
というわけで、この日も例に漏れず本業の派遣業務が終わったあとは副業の職場に直行し、終電まで仕事をしていた。が・・・。
11月29日(火) 0:31
乗り過ごした。各停に乗ってたと思ったら全然急行に乗ってた。これで多分四回目ぐらいか・・・。
さすがにこの時間だともう逆路線の電車は走ってないし、最寄りからは二駅分ぐらいしか離れていないので30分も歩けば家には着くだろう。帰りにファミマで肉まん買って帰ろ〜〜〜🎶
しかし、なぜか今日は胸騒ぎがした。なにか恐ろしいことが自分の身に粛々と迫ってきているような感覚。
深夜だったのもあってかなんだかものすごく落ち着かなくなってきて、歩いてる間どうせ暇だしな〜ということもあり、スペースを開きながら家まで帰ることにした。この時点で「喉がイガイガしてウザすぎる」という話をしている。一人でひたすら延々とヒューベルトの好きなところや萌える現パロ設定について語っていたらあっという間に30分が過ぎ、気付いたら自宅周辺のファミマに到着していた。肉まんが一つも置いてなかったのでタレの焼き鳥を3本購入。うまい。
あまりにも喉がイガイガするため、「これ明日になったら余計悪化してるやつな気がするな」と思いながら寝た。
11月29日(火) 11:14
そして、その予想は当たっていた。喉の痛みが昨日よりも増している。
これ発声に支障が出るタイプの痛みだ、とすぐに分かった。私はかつて声優養成所に通っていたり歌のお仕事を引き受けたりしていた時代があったため、喉の痛みの種類がなんとなく判別できる。明日には確実に声が出なくなるタイプのやつだ、とすべてを悟った私はとりあえず近所の耳鼻咽喉科へGO。前に何回かお世話になっていたため家に診察券があるはずなのだが、一生探しても無かったので作り直してもらった。
家で熱を測る文化があまりなかったため知らなかったのだが、病院受診時にお借りした体温計により、現在の私の体温が37.2℃であることが発覚する。私の平熱は36.8℃と高めなのだが、さすがに普段37℃台に乗ることはあまりなかったので(生理前とかならまだしも)、そこでようやく「あこれ風邪かもしれんわ‼️」と認めることができた。
アジナイト「ここ数年はやってなかったんですけどね、たま〜になってたんですよ、冬になるぐらいの季節の変わり目に。喉に雑菌がついてるこの感じ〜」
医者「あーね!んじゃ喉見まーす……あ〜こりゃ痛いわ〜腫れてるね。お薬つけてあげる」
この時点では『喉の炎症』と診断されたらしく、抗生物質や痛み止めなどのお薬を三種類ほど出してもらった。普段かなりの健康体のため、「薬を飲む」というイベントが特別に思えて正直かなりテンションが上がっていた。母親から「ちゃんと全部飲み切るんだよ😠」と釘を刺される。ぶ〜
11月29日(火) 17:50
めちゃくちゃ面倒くさいためにずっと避けていたことを、ついにやろうと決めた。職場への連絡である。
今の職場は「自分、やります!!!やれます!!働きます!!」感を出さないと無理な職場なので、責任者の方に「チョリ〜ッス‼️俺ちゃんちょ〜っと朝から喉痛くてさ〜マジでぴえん丸🥺🥺🥺明日出勤だけど声枯れてる可能性あるから接客入れないかもッスわ〜フォローよろぴ‼️‼️」とメールを送った。
すると「抗原検査は受けられましたか?」と返信が来た。まあそうだよね。
正直なところ病院では新型コロナウイルスの可能性については全く触れられなかったため、自分でもどう判断すればいいのかよくわからなかったし迷っていた(しかも私は正社員ではなく最近入ったばかりの派遣社員なので、現職場でのやり方がいまいち把握しきれていなかった)。
ただ、抗原検査キットはもうウチに無かったはずだし・・・。「それが受けてられてないんスよ〜🥺」と言ったところ「んじゃ経費で落としたるわ‼️明日送るからよろぴ‼️‼️」と言ってくれた。ありがて〜。Fire TVで惰性のYouTubeをだらだら観ている姉の横で23時あたりで寝落ちる。
11月30日(水) 02:08
しかし、衝撃の事実が発覚。なんと無いと思っていた抗原検査キットが我が家にあったのである。しかも三つも。
いや三つあるんかい!!!なんだったんだよこの時間は!!!と脳内で小峠が永遠にツっこんでいるのを聞きながら抗原検査を行った。
陽性でした。フツーに。
この約2年間、毎日手洗いを1分ほどかけて行い、うがいも最低4回以上はがらがらペッをしている私でも罹るときは罹るということを新型コロナウイルスは教えてくれます。
(ちなみに上記の抗原検査キットはのちに国認可のものじゃなかったことが判明したため(!?)、薬局で国認可のキットを母親に買ってきてもらいました。そっちでも陽性反応が出ました)
今すぐ職場と派遣会社に連絡だよォ〜〜〜ッ‼️と迅速に報連相メールを送信。
そして私はいまの実家でリビングに布団を敷いて寝ていたため(なんで?)、家族に感染させないよう家中の換気扇をガンガンに回してエアウィーヴのマットレス×2を自室まで運びました。いっしょくたにして持っていったので多分合計20kgぐらいあったけど、そこは気合いでカバー。息切れがすごい。この時、深夜3時過ぎである。家中のドアノブというドアノブや電気スイッチ、リモコン、蛇口のひねり、冷蔵庫の取手など手を使うありとあらゆる部分を消毒(ゴム手袋着用)。
濃厚接触者に当たる可能性が高いフォロワー各位に陽性反応が出た旨と、それっぽい東京都のHPのリンクを貼り、いざ就寝——。
とはならなかった。眠ろうにも症状が激しすぎて眠れないのである。
特に咳と痰が厄介だった。「ゲェェッッホ‼️ゲェッホゲホ」という、5000dBはある爆弾級の咳をかまさなければ到底生きられない、そんな状態だった。
私は気管支が人よりも細いので、咳が発生する症状のあとには必ず急性気管支炎がついて回ってくることが確定している。
急性気管支炎ほどしょーもない症状なんてないのに・・・。とはやくも復帰後の自分に思いを馳せたところでいつまで経っても眠れなかったため、「体調不良の人が療養期間中に読めるような体調不良日記でも書くか‼️」と思い至り、このnoteを書きはじめる。書いてる間に眠くなってきたので寝る。
11月30日(水) 08:44
起床後、即職場と派遣会社の方々へ返信。
「病院や保健所に連絡し、療養期間が何月何日までになるのか聞いてきてください」との指示が発生。マジ???それ、俺がやるのか・・・この状態で??
濃厚接触者にあたる母親とお姉は仕事を休んでおり、私は以前新型コロナウイルスに罹った経験のある母親に「どこに連絡すればいいのかわからん」と相談するも、「私もわからん‼️」と返され、おしまいになる。
(こりゃ頼れんな)と即座に判断した私は、とりあえず家に一切なかったポカリスエットや経口補水液などの飲み物の補充を母親に頼むことでお茶を濁した。
ここがいちばんキツかった。マジでどこに電話すればいいのかわからん。咳や痰、頭痛と喉の痛みに喘ぎながら東京都のHPを徘徊する。
そもそも病院や保健所に「私の療養期間っていつまでになるんですか?」と訊いたところで「え⁉️知らんが⁉️」以外の回答がないんじゃないの?と思いながら、ひとまず家からいちばん近そうな保健所に電話をかける。
保健所のお姉さん「詳しくは○○区のHPをご覧ください〜」
まあ、そりゃそうでしょうね・・・。
11月30日(水) 11:48
正解を見つけた。『東京都発熱相談センター』とやらに電話をするのがいいらしい。
ここまで辿り着くのに3時間はかかっている。私は「『調べる』が苦手」という現代人としては致命的な弱点を抱えているため、ほかの人なら数分で見つけられそうな最適解へ辿り着くのにとても時間がかかってしまうのであった。普段は調べるのが得意なお姉が近くにいるため、適材適所で補い合ってきたのだが・・・今回に限っては一人でやるしかなかったのである。
マジで、メッチャキツかった〜〜〜!!まだ健康だった今年の初め頃、「そういや突然新型コロナウイルスに罹る可能性もあるし、そのときになって焦らないよう今のうちに連絡すべき場所を覚えておくか」とかいって調べたりしたこともあったはずなのに、それらの情報すべて頭から抜け落ちてました。終わりだよ。
東京都発熱相談センターのお姉さんはかなりいい人で、声もカッスカスで咳もゲホゴホ、聞くに耐えない私の言葉をちゃんと真摯に聞いてくれたのが本当にありがたかったです。
電話でお聞きした内容をまとめると、
せっかくだから、俺はこの(B)の扉を選ぶぜ!
というわけでつつがなく陽性登録手続きも終了。ちなみに療養解除の期間については「詳しくは東京都のHPをご覧ください〜」とのことだったので、調べてみたらあった。ありました。
解決!!!
もし皆さんや皆さんの周りの方々の身に新型コロナウイルス陽性疑惑が浮上した場合、とりあえず発熱相談センターとやらに電話するのがいいんじゃないかと思います。私のほかにも『調べる』が苦手な現代人がいるかもしれないので、念のため・・・。
12月1日(木) 1:04
母親に作らせたホットドッグを食らい、TikTokを観ていたら一日が終わっていたしなんなら12月になっていた。
何度も何度もPCを起動してSteamかなにかでゲームを遊ぼうとしたのだが、この私がまったくそんな気にもなれず、ただひたすらベッドに突っ伏していた。そんな一日だった。
あまりにも咳をしすぎるあまりマジで喉が焼き切れそうになり、「俺・・・消えるのか?」になったので、自身の存在を現世に繋ぎとめるため、アジナイトの印象深いエピソードを募集したらフォロワー数人がリプをくれて非常にありがたかった。喉いてぇ。
体温計どっかいった。
12月1日(木) 05:04
喉が痛すぎて起きてしまう。喉についている雑菌を洗い流すようにお茶をゴクゴク飲み、気休め程度の龍角散を舐めながら再度眠ろうとするも、鼻水の影響により今度は耳も痛んできた。この頃にはもう鼻をかむときはそ〜っとかまないと耳が死んでしまう状態。子供の頃はよく中耳炎になったりしていたので、またあれが再発したらいやだなと思いながら就寝。
12月1日(木) 10:36
寝汗がすごい。汗がぐっしょり。起床即鼻をかむ。
相変わらず喉は焼き切れるように痛いし咳も一向に止まらないが、だるさと頭痛はかなり取れてきたのでPCに向かってみる。3時間ほどYouTubeで実況アーカイブを観てベッドにゴロン。鼻水と鼻づまりとの戦い。咳をしたり鼻をかんだりすると腹筋が痛むようになってきた。
ていうかフツーに鼻の皮膚がいてえ。そういえば私はずっと鼻セレブとか贅沢保湿とかでもないごく普通のティッシュペーパーで鼻を噛んでいたため、皮膚組織がもうズタボロなのであった。あとで母親に贅沢保湿を買ってきてもらう。
12月1日(木) 23:53
母親に依頼して作ってもらったはちみつ大根で喉を潤す。
↑この日の日記これしか書けてない。多分あまりにも喉の痛みが辛かったんだろうな。「喉いてえ」以外の文字が脳内に浮かびあがらないぐらい死んでた気がする。11月30日とこの日がピークで、本当にキツかった。もうあんまり覚えてない。みがわり人形を抱えながら一日中TikTokかYouTubeしかできない肉塊に成り果てていた。この辺りから「俺は本当に前のような健康的な生活に戻れるのだろうか?」と不安がマシマシになってくる。
12月4日 22:24
アイドルマネージャーおもしろすぎ。