20歳になって誘われた2つのネットワークビジネス
前回、"20歳になる前に、親が教えてあげるべき"だと訴えた
『ネットワークビジネス』
これの恐ろしいところは、親しい人から知らないことを聞くと、素直にその情報を受け取ってしまうこと。
その後に誰に何を言われようと、初めに聞いたことを強く信じてしまうのです。
私は20歳になって、職場の主婦さんに自然にネットワークビジネスの誘いを受け、なんの不信感も抱かずに魅力的な話に興味を持ちました。
一度自分が"すごい!!"と思ってしまうと、それを払拭するのはなかなか難しいことです。
宗教も同じでしょう。
親しい友達から話を聞いていくうちに、自然と好きになり、他の人に何を言われようと、その友達と宗教から抜け出せなくなります。
第三者から冷たい目で見られても、それ以上の絆と愛が生まれてしまっているのです。
抜け出す方法は一つしかありません。
自分で気がつくこと。
ネットワークビジネスや宗教が"悪"というわけではありませんが、冷たい目で見られることは確かです。
自分がそれでも仲間と一緒にいる方が幸せだと思うのであれば、それでも良いと思います。
私が強く思うことは、"無知は不利"だということ。
ネットワークビジネスや宗教に対しての知識があれば、誘われた時に冷静に判断することができます。
しかし、知識のない人の判断基準は、話を持ってきた人が信頼できる人かどうか、その話の内容が悪いものではないかです。
私の場合、職場の主婦さんと、職場の一個下の女の子です。
2人ともとても明るい人柄で、信頼できる人でした。
もちろん、話の内容は、魅力的でした。
私は特に、人を信じやすい性格で、なんでもやってみる性分だったので、どちらの話も呑みました。
すると、どうでしょう。
25歳になった今でも、ずっと後悔しながら生きています。
まず、私が誘った人とはほとんど友好関係がなくなりました。
そして、お金。
ビジネスを始めるに為に購入した商品の支払いが今でも残っています。
これは私がビジネスを始めた時に、周りの人、みんなに忠告されていたのです。
それなのに私は全く耳を貸しませんでした。
まさに、"洗脳"です。
今、この記事を書きながら思うことは、ネットワークビジネスをする人は、悪い人ではないということを伝えたいです。
友達に誘っている本人は、悪気なんて一切ありません。
本当に友達と成功することを信じているだけなのです。
もし、友達に誘われたら、無理に止めようとはせず、優しい口調で諭してあげてください。
それでも辞める気配がなければ、一度距離を置いても構いません。
そして、辞めた時に、笑って話しかけてあげてください。
"おかえり"と。
その一言で、救われます。
実際に、私と一緒に始めた友達は、みんな心の優しい、素直な人ばかりでした。
今思えば、その子達にも悪いことをしたという後悔しかありません。
私は、子供が成人を迎える前にこの話をしたいと思います。(まだ子供はいませんが笑)
ネットワークビジネスにハマると、一緒にビジネスをしてくれる友達としか遊ばなくなります。
ビジネスをしない友達を"可哀想"とまで思ってしまいます。
行き過ぎた思考に恐怖さえ感じます。
本当は、このことは隠したい事実です。
しかし、私のように苦しんでいる人は沢山いるはずです。
この記事を通して、少しでも救われる人がいれば、私のこの心も少しずつ晴れていくと思います…。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は、ネットワークビジネスを辞めた後のことをお話しします。
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