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電験三種が間接的に役に立った話~退職交渉~

私は令和6年度第三種電気主任技術者(電験三種)上期試験に合格しました。
今回は電験三種の資格が直接的ではないけど、間接的に役に立った、という話をしたいと思います。


会社を辞めようと思った理由

まず最初に、勤めている会社を何故辞めたくなったのか?という話からしていきましょう。
一般的によく挙げられる退職理由としては、職場の人間関係、給料の低さ、仕事の忙しさ、ハラスメントなどがありますが、私の場合だと、人間関係(ただし、職場ではなく、社外関係者)と、仕事の忙しさ(それに伴うストレス)あたりが該当しますね。
給料については特に不満はなく、30代後半男性の平均年収よりも多めに貰えているので、その安定収入を手放すことの抵抗感はそこそこあったのですが、それ以上に仕事における苦しさを感じていたので、退職交渉に踏み切ったという訳です。
また、退職交渉に踏み切れた理由として、10年以上の社会人生活の中で金融資産の蓄えがかなり増えたことも挙げられます。仕事を失った上で無職期間が10年程度続いたとしても生活できるだけの資産があり、それ故の心の余裕があったことも大きかったですね。

退職交渉を始めた時期

私は令和6年度第三種電気主任技術者(電験三種)上期試験をCBT方式で受験し、CBT方式であれば試験後すぐに結果が分かるため、7月末の時点で電験三種合格が確定していました。
そして、電験三種の資格があれば、最悪何かしらの生きるための術は見つかるだろうという安直な考えで、電験三種合格確定後すぐに退職交渉を開始しました。

退職交渉でやったこと

次に退職交渉でやったことをお話しします。と言っても特別なことは何もやっていません。
直属の上司に退職したい旨と、退職希望日を伝え、上司からは退職理由を聞かれましたが、本音と嘘を交えて話しました。具体的には、多くの仕事が集中して心身ともに疲弊してしまったこと(本音)、両親の体調が良くなくてプライベートも忙しくなってしまったこと(半分以上嘘)を伝えました。
転職活動は一切しておらず、次の職は心身を休ませながら探していく予定であることも伝えました。

会社からの提案

全体的に人手不足と言われるご時世ですから、引き止めはあるかもしれないと思っていましたが、やはりありました。
仕事が集中して大変ということ(本音)は伝えていたので、業務(社外対応含む)を調整するようにすることを提案していただきました。
先ほども述べた通り、給料に不満はなく、仕事量(特に社外対応)を低減してくれるという提案は魅力的で、退職の判断は様子見ということにしてもらいました。

現在の状況

会社からの提案の通り、退職交渉以降は業務量が見直され、ほとんど属人化していた業務も他の者に分散されるようになりました。
まだ仕事の忙しさは残っていますが、退職交渉前のどうしようもなかった忙しさからは解放され、今は心の平穏も戻っています。
これならもう少し頑張れるかも、ということを会社にも伝えて、今年退職することは見送りになりました。

資格取得は意味がある

「資格取得は意味がない」とか「資格は役に立たない」とか、そんなことも聞きますが、今回退職交渉に踏み切れたのは電験三種を取得したおかげです。直接的に役立てた訳ではなく、保険的な意味合いが強い資格取得でしたが、役に立ったのは事実です。
電験三種取得以降も、簿記2級、QC検定2級の資格勉強を続けていますが、知識を得ること以外の様々なメリットも感じているので、今後も有用な趣味として続けていきたいと思っています。

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