ひとが好き。

自分はよく人間を客観的に見ることがある。
そして愛おしく感じることがある。

例えば行列に並んでる人々を見ては、「これが食べたい」「これが欲しい」と、他人だけどそこにいるみな同じ目的を持っているんだなぁと感じて可愛く思える。

美味しいレストランに行ったとき、隣の席の知らない人も美味しそうに食べているのを見ると、この人のことは知らないけど、今この瞬間同じものを食べて同じ気持ちなんだなぁと思って親近感が湧く。

電車の中ではみな無言、無表情だけどお洒落してる女の子を見るとこれから女子会かな?デートかな?とこちらがなんだかワクワクするし、くたくたな父世代のサラリーマンを見ると、早く家に着いてゆっくりしてほしいな、とか考えてしまう。

楽しそうにデートしているカップルを見ると、今日何着ようかな?ってお互いのことを考えながら支度してきたのかなぁとか考えて可愛く感じる。

週末の居酒屋が盛り上がっていると、みんなこの日のために1週間頑張ってきたんだなぁとほっこりする。店内に響き渡る大声も多少は許せてしまう。

日々すれ違う話したことのない知らない人たちは、何を考えているか、どんな人なのか分からないから勝手に「敵」のような見方をしてしまう気がする。
けどきっかけがなくて知り合いになっていないだけで、きっと話せばだれでも仲良くなれるし、結局同じ人間なんだろうなと、思う。

ある本で、人は友達がいなくても近所の人や街を歩く人、店員さんとひと言話すだけで幸福感を得られると書いてあった。
知らない人と話すって、きっかけがないと難しいんだけど、なんか分かる気がした。

自分界隈のひとたちを必然的に「仲間」と考えてしまうけど、本当は全世界みんな仲間だと思う。

そして私は友達が好き。
友達の話を聞いて笑ったり、悲しんだり、一緒に怒ったり。
感情を四方八方にむけながら同じ時間を過ごす。

私が昔彼氏と別れたときは、心配してわざわざ私のところへきてくれて一緒に温泉行ってくれたり、嬉しい報告には時には涙を流しながら全力で喜んでお祝いしてくれたり。
それって何の見返りもなく、純粋な気持ちでしかないと感じる。

自分の不得意な分野を得意としてる友達に頼むと快く引き受けてくれたり、自分のために時間を割いてくれることの有難さ。

人は支えあって、不得意な部分をお互いに補って生きている。

と、最近より感じる。


アルコアンドピースの平子さんが前にTwitterでこんなつぶやきをしていた。

ちょっと苦手な人でも、どんなに強面の人でも、定期的に「ごはんが食べたいなあ」って考えているんだと思うと、愛くるしくなるよね。

これ、めっちゃ分かる。。。ってひとりで感動したことがある。笑

何なんだろうな、この感覚。

先日海外に行った時もすごく思った。
国が違くてもみんな同じ。
みんなトイレに行くしバスに乗るし仕事をするしご飯を食べる。
これがすごく愛おしく感じるのだ。

みーんな同じ人間なんだなぁって。

この感覚、大事だと思うので大切にしていきたい。
尊いと思う感覚かな?

ちょっと気持ち悪いかもしれないけど、いいことではあると思っている。

すごく説明するの、難しいんだけどね・・。


私も人にそう思ってもらえるように、人の支えになれるように生きたい。

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