宮川式打撃指導

学校の勉強では、100点を目指して勉強をするはずだ。しかし、野球の世界では、それぞれで100点を目指してはいけない。特に打撃においては、「ホームラン」は狙ってはいけないことになっている。ヒットは狙っていいのに、ヒットの中でも最上のホームランは狙ってはいけないのである。なぜ?「大振りになるから」ということが一の理由であろう。

では、なぜに大振りになってはいけないかというと、やはり、力みが生まれればそれだけ”打ち損ねる可能性が高くなる”からであることは容易にわかるし、欲張ってはいけないということであろう。

では、大振りではなく、無欲でスイングできればよいのではないか?そのためには、日ごろの練習からホームランを打つ練習をすればいいのである。

日本を代表するイチロー選手は、打撃練習では、ほぼホームランを打つことでも知られている。つまり、日ごろから100点を取るために授業をしっかり受け、復習、予習をおこたってはいけないわけだから、野球の練習においても、日々ホームランを打つ練習を怠ってはいけないのである。

また、日本には「大は小をかねる」という諺もある。これまでの日本の野球では、「ヒットの延長線上にホームランがある」と教えられてきた。つまり、ヒットを打ちにいって、たまたまうまく?バットに当たればホームランになると信じられてきたし、教えてもいた。しかし、前述したとおり、日々の練習からホームランを打つ練習をしていれば、「ホームランの打ち損ないがヒット」になるとも言えるわけだ。つまり、偶然のホームランではなく、必然のホームランを目指すことこそ大切であるのである。

そのことが、打撃を指導するうえでもっとも重要なことだと私は気が付いたのである。そこでホームランを打つ方法を指導することが、実は最も体を効率よく使う方法でもあるのである。ホームランを打つための打撃フォームは、効率がよいわけであるから、体の負担もすくない。つまり、怪我や故障になりにくいともいえるわけだ。

よく、心技体というが、ホームランを打つ練習をすることは「心技体」を体現するための一番の近道である。それが宮川理論の思考である。

http://gekokuzyobaseball.com/ 宮川理論オフィシャル


https://www.youtube.com/channel/UCekGlbV7N1RRIob9UZhZIcQ/featured

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?