誰でもホームランが打てる。
小さな巨人アルトゥーべ。彼も身長が160㎝でメジャーでは小柄な選手です。しかし、一度バットを振れば、軽くスタンドまでもっていきます。飛距離も大きな選手に負けません。
なぜ?彼は遠くへ飛ばすことができるのかを一緒に考えていきましょう。
1、心の問題。
彼は、ホームランを打とう。打てると確信をしているから打てるのだろうと思います。また、体の大きさなんて関係ないとも思っているでしょう。そして、心の問題として、ホームランを打つことが、自らの使命だと思っているのだおると思います。
彼のホームランを集めてみると、ほぼ、センターからレフトへ打ち込んでいます。つまり、どんなボールでも引っ張りに行っているのです。そこに迷いがないのです。日本人の場合は、遠くに飛ばすよりも、広角的に打てるように練習をしていますし、それが理想の選手像だと思っているし、思いこまされているからです。広島カープの菊池選手のように、守備でプロで活躍できる選手なら良いですが、やはり、野手は打てないと使ってもらえません。菊池選手は、右打ち、バントとチームバッティングを心掛け、自ら打率を下げています。2割7分平均でここ5年は推移しています。菊池選手もアルトゥーベ選手のように、常にホームランを狙えば、30本は打てると思います。それだけのポテンシャルはあると思います。
2、技術的な問題。
かなり、並進をしています。バットの先の芯にうまくヒットしていますし、変化球をうまく打っています。彼は、変化球待ちのストレート対応をしていると思われます。この対応ができるためには、「インパクトでドン」の修得が必要になります。つまり、踏み込む足の裏は、全面で一気に着地をしなければなりません。また、軌道もホームランを打つ軌道になっていますし、目線も空を見ています。最初からゴロなんで打つ気なんかみじんもありません。そして、バットを長く持っています。日本の高校生は900g以上のバットを使用しないといけませんが、メジャー、日本のプロでは、800g台のバットを使用している選手が多いように思います。体が小さいからバットを短く持って打つなどということはしません。なぜなら、バットは長く持つものであるし、ながくもつから飛距離が出ると知っているからです。ただ、長く持つと「詰まる。振り遅れる」デメリットが出てきますが、そのデメリットを、体の回転、並進運動、インパクトでドンを自然にできているのです。この3つがうまく連動しないと打撃はうまく打てません。
つまり、体の大小ではなく、打つための技術が世の中にはあるのです。打撃は簡単だという指導者も増えてきました。だが、簡単だというには、その根拠が必要になります。私ども宮川理論でも「甘い球を必ず打つ」極端にいえば、甘いボールだけ打てばいい。ということです。難しいボールはどうするの?見送るか?ファールにする?くらいでよいと思います。難しいボールを意識するあまり、甘いボールを打ち損ねたのではもったいない。だから、まずは、甘いボールをスタンドに叩き込むだけのメンタルと技術を修得する必要があるのです。それを教えているのが宮川式宮川理論です。
現在、世界中がコロナに怯えております。しかし、いつまでも自宅にこもっているわけにはいきません。そこで、私たち宮川理論でも近日中に無料のライブ講座、ライブ指導、動画指導を計画しております。いまだからこそ、オンラインをしっかり活用して、学びましょう。その一役が担えればと思っております。現在、検討しておりますので、近日中に案内できしだい、SNSで発表していきますので、楽しみにしておいてください。私も、先ごろは人までしゃべる機会が減っているので、ストレスが溜まっています。(笑)
コロナに負けるな。コロナのおかげで新たな思考がうまれ、未来につながるはずです。ピンチはチャンスといいます。逆境だからこそ、何かが生まれるのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?