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一区切り。

昨日、母の告別式を終えた。

5月6日 脳梗塞で救急搬送。
5月13日 末期膵臓癌と知らされる
5月20日 緩和病棟へ移動
5月28日 容体悪化
5月31日 息を引き取る

単なる脳梗塞であれば、手術は成功、今頃リハビリに励んでいる筈だった。
脳梗塞を発症したせいか、それから起き上がる事無く、ベッドに横たわったままだった。もう、体力が残っていなかったのだと思う。
面会制限の中、交代で病室へ入った。
私は週末しか来れない期間が有った。
28日容体悪化から、急いで仕事から戻り、29日、30日は私が一日付き添い看護をした。
朝になると脈が落ち、血圧も下がる事から「早く来て欲しい」と言う日があったので、31日も早めに起きようと準備していた。
1回目の目覚ましが鳴った直ぐ後「そろそろ不味い」と連絡を受け、大急ぎで支度、病院へ向かうも間に合わなかった。
到着した頃は、未だ母の額は温かかった。

この約一ヵ月の間に、全てが終わった。
あっと言う間だった。

未だ、「お母さん」と呼んで応えてくれる人を探してしまう。
家に行くと、沢山母の物がある。
妹は淡々と片付けを始めている。
でも部屋は当分そのまま残しておきたい。

今朝は晴れている。
風で雲が流れている。
母はもうこの空を見る事が出来ないんだなと思うと、また涙が込み上げてくる。




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