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親離れ出来ていない自分

脳梗塞で救急搬送された母
医師の診断では末期の膵臓癌からの脳梗塞で有る事を告げられた。
医者に呼ばれた日には、今後のリハビリ計画の打ち合わせだと思っていた。
想像もしていない事を告げられ、全身の力が抜けてしまった。
その場には私は居なくて、弟、妹、そして父。
午後2時半過ぎにLINEで連絡があり、私は打ち合わせの合間にその内容を見たのだった。
その後にもびっちり打ち合わせの予定が入っており、妹に連絡を入れられたのは夕方5時過ぎだった。

悲しくて、虚しくて、未だに現実を受け入れられない自分。
長女なのに何もすることが出来ない無力な自分。
弟は淡々と葬儀屋に出向き、葬儀の下準備に着手したり。
未だ母は必死に生きているのにと私は未だにこの事に抵抗するだけで。
妹も受け入れているのか段取りよく介護認定や実家の世話にに奔走してくれている。
多分私だけだ、悲しさで無気力になっている。
皆大人だ。私だけ子供のままだ。
私、親離れが出来ていないんだなと思った。
ただただ、悲しいだけ、虚しいだけで日々を過ごしている。

毎日気が落ち着かない日々。
電話が鳴る度に、メールの着信が有る度に。


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