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自分にはクリエイターの資質がない。
映像研には手を出すな
僕が個人的に好きな特殊な職業ものの話(たぶん)だったので、アニメーターのいろんなことがわかって良かった。
ついでに自分の性格がクリエーターではなくプロデューサーよりであることに気付いた。
ちっさい子やモデルの子の熱量とかディティールに対するこだわりのくだりが、「あーめんどくさい人たちだなあ」と思ったし、デカい子の仕切りとか正論とかがものすごく共感できたし。あと、ああいう人たちってシナリオあとなんすね。それがすごくびっくりした。
自分、学生時代に自主制作映画を撮ってたんですが、5分の映画撮るのに1か月とかかかるんですよ。もうね、効率悪くてウンザリしました。あと、黒澤明監督の逸話で「民家の屋根が邪魔だから壊させた」みたいなのあるじゃないですか。あの、クリエイターの「他者を巻き込むこだわり」がなんか嫌で、「うまいことやれよ」と思ってしまうので、ほんと、映画とかの撮影が嫌いでずっと脚本だけ書いてました。
まあでも、クリエイターにはストイックさは必要なわけで、けっきょくは自分にないものに対する僻みみたいなもんだったのかもしれません。
「まだ良いものにできるならギリギリまでがんばりたい」みたいな情熱よりも「納得いかないとこともあるけど、時間と労力に見会わなそうだし、まあ合格点」が勝ってしまう自分みたいなもんは、クリエイターじゃないというか、クリエイター目線だと違う思想の人なんだろうなと思い、そういう人たちとの根っ子の違いが、そういう人の集まりにいるときの居心地の悪さにつながってるんだなと、改めて思い知らされた気がしてます。
最終的には熱量のある人には勝てませんが、うまいこと共存できる場所とかあるとうれしいんですけどね。