キズや染みになり易い塗装色なんて存在しない
時折、塗装色の違いから次のようなことをおっしゃる方がおります。
◉黒いクルマだから、キズや染みになりやすい
◉白やシルバーのクルマだから、キズや染みになりにくい
これらは大きな勘違いをしています。
今どきのクルマは色の付いた塗装(ベース層)の上に
透明な塗装(クリア層)が乗っています。
(そうではない塗装のクルマもありますが。例:郵便局車両、消防車等)
つまり、何色であろうと表面は透明な塗装(クリア層)です。
塗装色が何色であろうと、キズや染みになりやすさは同じはずです。
なぜこんな勘違いが起きるのか。
それは塗装色の違いによって、粗が見えやすい見えにくいの違いが生じるからです。
◉黒いクルマだから、キズや染みが目立ちやすい
◉白やシルバーのクルマだから、キズや染みが目立ちにくい
これが正しい認識です。
塗装色が違っても
粗が見えやすい見えにくいの違いしかないということは、
起きていることは同じということであり、
塗装色に関係なくお手入れの仕方も同じだということです。
◉黒いクルマは粗が目立つから少し丁寧に仕上げる必要があること
◉白やシルバーのクルマを黒だと思って仕上げると、分かる人には分かってしまう仕上がりの違いは出ます
という程度のお話しです。
ご覧いただきありがとうございました。サポートしてくれた方のメッセージ読ませてもらっています。洗車のプロである僕が「何を見ていて」「それをどう判断し」「行動に移すのか」、YOUTUBE動画では解説し切れない頭の中のことをアウトプットすることで皆さんの参考になればウレシイです。