読み聞かせ特訓!

こんばんは!
最近、幼児のレッスンで読み聞かせを増やしてます。
もちろん、ただの読み聞かせではなくて、お話を聞いた後にどんなお話だったか、どう思ったかなどを聞いていて、部分的に問題を出したりもしています。

例えば、『サルカニ合戦』って覚えてますか?
このお話を読んだ後に、
・物語の最初、サルは柿の種を拾ったけど、カニは何を拾った?
・サルがカニに投げつけた柿の色は何色だった?
・栗はどこに隠れてた?
などの質問をして、どれほど集中して聞けていたかを試しています。

園児のうちは昔話などを中心に作っていって、最初のうちは視覚的にも見せてあげながら練習していき、徐々に絵が無くても出来る様にしていってます。

これが小学生に上がると、『読み聞かせ』から『聞きとり読解』と名前を変え、難易度も上がっていきます。

何の為にやっているかと言うと、要約力のトレーニングなんです。
話を聞きながら、頭の中で登場人物や場面などを整理するクセをつけているんです。

もちろん子どもによっては、これが得意だったり苦手だったりするんですが、得意な子が共通しているのは話を聞いて脳内で映像化しているという事。
これ、めちゃくちゃ差が出ます。

小学生になると聞きながらメモを取ったりするんですが、苦手な子のメモはひたすら先生の読んだ事を書き取っていくので、追いつかない上、問題を出されても何処に書いたか分からない。。
反対に得意な子はメモは単語がポツポツ書いてあるだけで、それらをまるで相関図のように線で繋いだり、グループでまとめたりします。
サルカニ合戦の例で言うと、子ガニ・栗・ハチ・臼・牛のふんは一つのグループにまとめられ、サルに向かってグループから矢印が向く。みたいな感じです。
こうする事で話の内容もスッキリと理解する事が出来るし、後から問題を言われてもサッと見つけやすくなりますよね。

そんなにスッキリまとめられる秘訣が、先ほど書いた『映像化』です。
聴覚からの情報を映像化する事で、頭の中で反芻させることが出来るんですね。だからいろんなお話をシンプルに、構造的に理解することが出来る。

ただ、これが誰でも出来るようになるにはやっぱりトレーニングが必要です。
まずは絵本の絵を一緒に見ながら、丁寧に読み聞かせてあげる事。それを繰り返していくことが大切です。

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