レペゼン。大邱とソウルをつなぐミン・ユンギの物語。「724148」|Agust D(2016年)
忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。
そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミン・ユンギです。
グラミー賞ノミネート、アメリカン・ミュージック・アワード受賞、
ビルボード・ミュージック・アワード受賞をはじめ、エンターテインメント界の冠をあまた手に入れ、世界No1のポップスターとなっている彼ら。
それでもなお、ファンに向けるメッセージ、メディアで魅せる立ち居振る舞いは、常に謙虚そのもの。
少しはテングになっても、批判できる人などいはずなのに。
HipHop、地元の誇りでいる限り
2015年11月リリースのミニアルバム「花様年華 pt.2」に収録されている「Ma City」で、「俺が生まれたこと自体が大邱の誇り」と歌うミン・ユンギ。
なにより「Agust D」の「D」は「大邱(Daegu)」の「D」だとされているし、自らを「D Boy」と称している。
「Agust D」に納められているこの「724148」も、大邱出身のミン・ユンギのレペゼンなのだね。
※レペゼン(Represent):地元を背負ってラップバトルに出場する、自己紹介や地元について語ること。
大邱からソウルへ。
音楽好き少年からプロフェッショナルへ。
「724」は、大邱のバスの路線番号。
「148」は、ソウルのバスの路線番号。
それをつなげて「724148」。
「724」は、高校生の頃に働いていたスタジオがあった大邱の繁華街「東城路」から家に帰るときに乗っていたバス。
「148」は、ソウルに上京して通った高校から練習室へのバス。
韓国語タイトルは「칠이사일사팔」なんだそうで、意味は「得意になる(깝죽거리다)」の方言で
「得意になるな、調子に乗るな」。
この曲で語られているのは、音楽を始めたころからデビューするまでのミン・ユンギの物語。
原点を忘れないように、調子にのらないように、ビートに刻んだ彼のストーリー。
「724148」
...と勝手なことを書きました。
「724148」のここが好き、ここをこう読んだ、など聞かせていただけると嬉しいです。
ぜひコメントを、お願いします💙