大腸がん(仮)手術前にミッキーマウスに感銘を受けた話

前回のおはなし👑↓

先日、無事にディズニーランドにも行きまして(詳しくは前回記事参照)、現在入院しています！今から手術✌️今回は25年以上ぶり？くらいの入院です。
入院前ディズニーは全部最高だったのですが、とりわけ最高だったのがミッキーマウスとのグリーティング。
パッケージ旅行だったので、ミッキーマウスとのグリーティング(写真撮影2枚付)がオプションで付いてきたのですが、実は最初は家族全員あまり乗り気ではありませんでした。
というのも、我が家はアトラクションにいかに沢山乗れるかに毎回命賭けている人たちなので、グリーティングしてる間にアトラクション1個くらい乗れるのでは？？という頭があったためです。

が、その日は平日より空いてるくらい超閑散としており、アトラクションは夕方頃までにほぼ乗り尽くすことができました。
グリーティングの時間は18:30頃。
これはグリーティング行ってもいいんじゃないか…？ということで、オプションのグリーティングに行くことに。

ミッキーに会うまで20分くらい並んだのですがそこはちょっと割愛！
順番が回ってくる2組前になると、ミッキーのいる部屋まで通されるのですが、そこでようやく「緊張してきた」「ところでこれ、撮影時どんなポーズすればいいんだ？」となる我々。

目の前では、かなり慣れた感じのグリーティングオタクたちが「久しぶり〜！！」とミッキーと親友のようにワイワイ写真を撮っていました。

それを横目に、「あおいはプリキュアにいつも会いに行ってるじゃん！グリーティングってどうすればいいか教えてよ！」などとわたしに話しかけてくるジャニオタの妹。プリキュアとミッキーはちょっと違うんや…(※2025年1月現在、プリキュアはハイタッチのみでツーショ撮影不可)
「ポーズも喋ることも別にないよねー」とやる気が迷子の母。
「喋ること？『わたしは来週大腸がんの手術なので、応援してください』って言えばいいんじゃないか」と父。
さすがにこれは「そんな突然重いことを言われてもミッキー困っちゃうでしょ〜」と拒否しました。笑

そんなこんなで事前準備も何もない状態でミッキーとご対面。さっきのグリーティングオタク達とは違い、顔がこわばっていて挙動不審の我々。

ミッキーに握手を求められ、咄嗟に「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と、握手しながら頭を下げ始める父。取引先への新年のご挨拶か？
ここですごいと思ったのはミッキーの返し方。先ほどの慣れてるフレンドリーオタク相手とは違い、こちらが慣れてないのを瞬時に察して、父とはだいぶかしこまった感じで挨拶をしていました。相手に合わせて対応を即変えられるの、プロすぎません…？
わたしは「キャーかわいい〜よろしくお願いします〜ﾌﾍﾍﾍﾍｯ」いう、語彙力を喪失した挙動不審オタクのようになっていましたが、ミッキーはこんな不審者にも優しく、口角をあげるジェスチャーをして落ち着かせようとしてくれました。
挨拶もおわり、写真撮影に移りますが、そこで母がミッキーに一言。
「ごめんなさいね〜、ポーズ何も考えられなかったんですけど、何かいい案あります？」
ここでもプロのエンターティナーを発揮するミッキー。即座に片手を前に出すポーズをしまして、我々家族も真似をして、わたしの携帯で1枚パシャリ。
「このポーズ、みんなでおねだりしてるみたいだね〜！」と母。たしかに。ミッキーは完璧にキマっている一方で、犬に「お手！」といっているかのようなド素人感が滲み出る我々。撮れ具合を確認しているとき、ミッキーも携帯を覗き込んできてグッ！👍としていましたが、どう考えても微妙なポーズなのにイイネくれてちょっと泣けました。優しすぎない…？

2枚目もポーズ案はミッキーにお願いしたところ、両腕を組んで、片足を前に出してつま先だけ上を向かせるポーズとなりました。
こちら、わたしと母と妹は、腰が全く降りてないコサックダンスになってましたが、父が妙に上手く、ミッキーからイイネ👍と褒めてもらっていました。

あっという間に写真を2枚撮影し終わり、ミッキーとバイバイのお時間に。
待機中はやる気もなく挙動不審の我々でしたが、帰る頃にはすっかり笑顔で「またねー」「ありがとうございましたー！」と固いハグを交わして大満足です。ものの数分でここまで心を開かせてくれたミッキー、すごすぎる。
わたしも最後にミッキーと挨拶をする番になりましたが、そこで他3名とは明らかに違ったジェスチャーをし始めるミッキー。

両手をグッと握って、頑張れ！のポーズ。

…え、これはもしかして、さっきわたしと父が、来週大腸がんの手術あります云々って言ってた話を聞いていた…？

その後ハグしてからも、また頑張れ！のポーズ。

真相はミッキー本人しかわかりませんが、おそらくわたしたち家族の話を聞いていたんだろうなーというのを感じました。

相手に合わせて対応を瞬時に変え、ポージングの無茶振りにも悩む時間なく答えてくれ、わたし個人の事情も気にかけてくれるってすごい。「コミュ力が素晴らしい」「ミッキーは流石世界のエンターティナー、見習いたい」と我が家の中で話題になりました。手術前ディズニー、行ってよかったです！

ということで今から手術してきますが、入院中の話はまた後ほど！下剤効きすぎて夜寝られなかったので、早く寝たいです…(相変わらず緊張感ゼロ)

次です！↓