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【雑談】「積み癖」をなんとかせにゃアカンというお話
筆者にはどうも「積み癖」があるらしい。基本的に行動するときはなるべく後回しにせずに即断即決でスピーディに動くようにしているのだが、これがどうも買い物となると話が変わってしまい、買ったところで満足してしまう傾向にあるようなのだ。というわけで今回は「積み癖」について少し語りたい。
有名なところだと、本好きがやりがちな「積ん読」とか「積み本」だろうか。とりあえず書店で心を奪われた本を買うだけ買って、そのうち読もうと思いつつも、読める量より積まれた本の量の方がどんどん多くなる、という現象である。いわゆる供給過多の一種だろう。筆者にもまずこの傾向があり、幸い両手で数えられる程度ではあるが、何冊か常に積まれた本が存在する。なお意外なことに、電子書籍はあまり積むことがない。
筆者がやりがちなものの一つに「積みゲー」がある。これは「とりあえずセールだから買っておこう」とか、「好きなシリーズの新作だから買っておこう」、「ブックオフでティンときたのでつい買ってしまった」、「実況プレイヤーが遊んでいたのが面白そうだったので自分でも遊びたくなり買ってしまった」など、理由は様々なものであるが、とにかく買うだけ買ってろくに遊ばずに積まれていくゲームである。ひどいものになると買っただけで満足して一度もプレイしていないものもある。これについては言い訳があり、おそらく大人の財力を得てしまったことにより、昔(特にお金が常に無かった大学生時代)の反動で買えるときに無理のない範囲で買ってしまう癖ができてしまったから、ということである。あと、単純に平日だと時間が無く、休日だと疲れていてゲームをやる気になりにくい、というのもあるだろう。要は老化だろう。読者諸君には、なるべく若いうちにやりたいことをやれるだけやっておくことをお勧めする。それ以外に、これは積みゲーとは異なるが、ある程度進めたゲームであっても「ここらへんでもう満足だ(値段分は遊んだ)」とか「ある程度進んだけどこのゲームNot for meだな」と思ったところで容赦なくプレイをやめてしまうようになったことも挙げられる。なんとなくだが、先が見えてしまったり、どうしても合わない部分があるとわかると、とたんにやる気にならなくなってしまう傾向にあるようだった。ちなみに筆者はオープンワールド系のゲームと非常に相性が悪いことが最近判明した。あと一人称視点のゲーム(FPS等)も苦手だ。弾幕STGは好きだが最近目がついていかなくなった。
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そのほかで深刻なのは「積みBD」である。主にアイマスのライブBDでやりがちで、かなり高額なため積んでしまうことによる損失が大きくタチが悪い。なぜ積んでしまうのかというと、まず「なんか分厚い」ので重圧感があり、開けるという作業を行うまでにちょっと気合を入れる必要があることが挙げられる。BD数枚ならそんなに分厚くならないだろうとお思いだろうが、だいたい厚さの半分はハードカバーのフォトブックレットなので、実はBDそのもののケースはそこまで厚くない。また、いざ開けても視聴するのに3~4時間かかるため、そこでもう一息気合を入れる必要がある。まあそこらへんは作業用BGMのつもりで流してもいいのだが、一度見始めるとじっくり見てしまうというのがプロデューサーの性なので仕方ない。
録画したまま未視聴の状態が続く「積み録画」も結構ある。映画やアニメのシリーズなどをとりあえず録画しておいて、いつか見るだろうと思いつつ見ない現象である。実のところ、サブスクでどうにかなるケースも少なくないため、あまりにも見ないものについては、定期的に思い切って消してしまうのも手だと思う。が、なかなかもったいなくて消せず、ハードディスクの容量を圧迫していく。
思うに「積み○○」というのは一種の贅沢病なのではないかと思う。コンテンツが増え過ぎた結果、消化しきれないほどの量のコンテンツを手に入れることができてしまうが故の悲しい現代病、と考えられないだろうか。人間、誰もが自由に時間は有限であることから、取捨選択が求められるようになってきたのかもしれない。そうすると、あまり実りのないコンテンツに時間をとられないようにしていくことも必要になるだろう。ところで、この文章を読む時間はあなたにとって実りがあるものになっただろうか、あるいは時間の無駄だっただろうか。答えは聞きたくないので心の中にそっとしまっておいてほしい。
どっとはらい。