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なんか楽しくなくなっちゃった…ジュエリー

寝ても覚めてもジュエリーと宝石のことばかり考えていたのに、なんだか最近キラキラを見ても目がピカーーとならない。
なんでかな?
いえ、大体自分でも理由が分かっているんです。

一つ、単純にいっぱい見た。
美味しいものでも食べすぎたら「暫くいいか……」となるのと一緒。

二つ、他のことにお金を使っている/ジュエリーや宝石が値上がりしている。
どちらも割けるバジェットが減ったということなので、まとめて。

三つ、一番書きたい事はこれ、金が値上がりし過ぎた。
二つ目と何が違うのと言われそうだけど全っ然違う!
たとえ買えなくても以前の私だったら見ているだけでワクワクしていたはず。
今までならシルバーもゴールドもプラチナも(ほぼ)等しく「ジュエリーの素材」だったのが、あまりにも投資と結び付きすぎてしまった……。
有事の金ということだろうか、その値上がりは凄まじく、現にジュエリーなんかこれっぽっちも興味ない会社の先輩達も地金相場の話で持ちきりだ。
こうなると、ジュエリーを見る時に「黄みとリッチ感強めのK18YGと肌なじみが良くて頑丈なK10YGどっちにしようかな〜」ではなく「純金含有率75%と42%弱、今日の金相場は◯◯円だから計算するとそれぞれこの値段で……」になってしまう。
夢 が な い ま じ で
パラジウムはダダ下がりだから今後の伸びしろを考えるとWGじゃなくてプラチナかな? じゃないんだよ!!
目の前のジュエリーを感じろ!!
重さと金額で原価率考えるな!!
職人さんやデザイナーさんの仕事を見ろ!!

というわけで今全然ジュエリー買えておりません。
着けるのは相変わらず楽しくて、着けるのを忘れた日にはダダ下がりなのは変わらずなのですが。

このモードに入る前最後に買ったのはばすらばすらさんの釈迦の手ペンダントトップで、これを買った時は本当に喜びに溢れていた。
ずっとほしかったけどチェーンと合わせたらそれなりのお値段なので2年くらい検討中だったのだ(そして検討中にどんどん値段は上がっていた)。
そうしたらある催事で、お魚が釣り針でフィッシュされている新作のペンダントトップが可愛くて、しかも値段も釈迦の手よりずいぶんお手頃だったんですね。
もうこれにしよう……でも念のため(?)最後に釈迦の手も試させてください・と当てたらもう駄目。
どうしよう、魚もすごく可愛いんですけどこれが良いです、と言ったらデザイナーさんも「いやどう考えてもこっちですよ」と。
予算は余裕でオーバーしていたけど心は晴れ晴れ一点の曇りもなし。
きれいな異国の布で作ったおまけのショップバッグを選ばせてもらい、金の比重や相場のことなんか微塵も考えず、ただそのジュエリーの美しさと「自分に似合うものを自分のものにできた」純粋な喜びだけをウキウキ家に持ち帰ったのであった。
こんな買い物、邪念だらけになってしまった今の私にはなかなかできないな。


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