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友よ、あなたはどこへ


2024年8月15日(木)


私は大切な友をうしなったのだろうか。
すこしまえからうすうす感じていた。
これはきっと、気のせいではない。








納豆の友!!!!!
どこへいったんだーーーっっっ!!!



父よ。納豆の友がないぞ。いつも台所の決まった場所に置いてある私の大切な大切な納豆の友を、私が不在のあいだにどこへやってしまったんだ。納豆の友はひとりで歩かない。どこにもやりようがないではないか。あなたは納豆の友を必要としない。これほど安価で画期的で電撃的な人類の叡智とも言える納豆の友を、その存在を無視してはしでかき混ぜているのだから。



しかし、私は納豆の友が必要なのだ。なんなら納豆をかき混ぜるよりも圧倒的にお米をとぐときに使っている。納豆は每日食べないけどごはんは每日食べるから。納豆の友は納豆をかき混ぜるのはもちろんのこと、わずかな流水でお米をまぜまぜこぜこぜしてから炊きあげたときにこそ、その絶大な真価を発揮してくれる。それが納豆の友。……あれ、みなさんもやってますよね??


なにが衝撃だったかといえば、ダイソーを3軒まわって3軒とも納豆の友をおいていなかったことなのだ。号泣する準備はできていない。なぜだ。世界のダイソー産業に納豆の友がない。



今や生きながらにしてレジェンドとなり、全銀河系がときめくロサンゼルスドジャース・大谷翔平選手がドジャースタジアムのバッターボックスに立ったとき、威風堂々とバットを構えるそのお姿の向こうに、世界のダイソー産業が誇るチャーミングなダイソーピンク(と言うのかしら?)の立派な看板を背景にしている。にも関わらず、世界のダイソー産業に納豆の友がおいていないなんて、そんな……うぅぅ……ばびーん(大号泣)。


店員さんたちもあると思っているので、売り場を探しまわった末に納豆の友がないと知ると、どこか腑に落ちない様子で「ないんだ……」と、さみしげに口にする。ショッキングな気持ちにさせてしまったことを詫びたい。每日每日、膨大な商品の陳列にはげむ店員さんたちにも世界のダイソー産業という自負がある。ダイソーに納豆の友がおいていないなどとは夢にも思わなかっただろう。


しかしながら、3軒もまわって1つも見つからないなんてことがあるだろうか。生産停止なんてことないですよね?納豆の友はほかのものでは代えがきかない。もしかすると私が知らないだけで、巷では空前の納豆の友ブームが到来しているのかもしれない。と、前向きに考えよう。














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