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脳内会議の話

3月もあっという間に過ぎそうなぐらいバイトを沢山入れてしまった。

しかし学校が始まればほとんど入ることなんて出来ないのだから今のうちに稼いでおく。

そんなバイトだが、飲食店なため忙しさには振れ幅がある。

所謂昼ピーク。
11時から13時頃まではひたすらに厨房で注文を聞いては作っている。
うちの店はホールやらキッチンやら決まっている訳では無いので、人がいなければ私がレジに立つこともある。

5年もしていれば大方の事は出来るためよく昼ピークは狭い店内を走り回っている。

そして14時頃からはアイドルタイムという時間帯に入る。

極端に言えば暇な時間だ。

勿論毎日その時間帯が必ず暇という訳では無い。
日によっては忙しく、アイドルタイムってなんだと思う時もある。

しかし、平日のアイドルタイムは本当に暇な率が高い。

やる事はあるのだが、終わってしまえばレジで立っているだけになってしまう。

時給は発生しているんだから何かしないとなぁと思うが、何もすることがなく1人の世界に入ってしまいそうになる。

1人の世界。
今日やる事とか、バイト終わったら何しようかなぁとか、note何書こうかなとか1人で考えている。

…また星野源に脱線するのだが、星野源の連載『いのちの車窓』で彼は、普段は頭の中がうるさいと言っていた。

所謂脳内会議というもの。
無意識に頭の中で色んな事が議論されているらしい。
そのためいつも頭の中はうるさいと綴っていた。

私は思わず、共感して読みながら声が出た。

やっぱり人間そんなもんだよね〜と思いながら読み続けていると、どうやら皆は頭の中がもっと静からしいと言うことがわかった。

脳内会議しないのか…?
と、1人またその記事で脳内会議した。

脳内会議のエンドレスになってしまう。

頭の中では常に私A私B…と沢山の人がいて常に話している。

今もだ。
今も書きながら2人ぐらいと私が話している。

これ文章おかしくない?とかこれ読んでて面白いのかとかずっと会議だ。

もし脳内に会議室があるなら、常に会議中の札が下がっている。

脳内会議というか、脳内でわちゃわちゃと考えるようになったのはいつからか分からない。
気がつけば脳内で話し合っている。

小学高学年の頃にふと自覚し、それからも常に物事を脳内で会議して処理する。

その脳内会議が役に立った事もある。

中学生の時必死に頑張っていた部活である。
卓球部に入部していた。

卓球といえば適度に運動しているイメージがあったのだが、入ってみれば全然違う。

あの決められた台で動くのに足の動きや脳の動き、腕の動きなどなど…とにかく全身が動く。

そしてそこそこ実績が残る学校でもあって、大会も沢山出場させてもらっていた。

その中で私は脳内会議をフルに使った。

卓球はサーブをしてからその後の動きも粗方読まないといけない。

相手のフォア側(利き手の方)にサーブしたらきっとこう返してくるだろうからそれをこっちへ…などなど先を読まないといけない。

レシーブでも、こっちにくるだろうと予想したり相手の嫌なところは何処だろうかと見極める。

卓球に限った話ではなく、スポーツは恐らくこう言った事が大切なのだ。

その考察をするために脳内会議をフル活用した。

サーブを決めるまでの数秒、その間に色んなパターンを考える。

その数秒で私の脳内はかなりうるさい。

「あっち送ったらこう返ってくるから、3点攻撃活かそう」
「でもレシーブドライブされたら対処できるかな」
「じゃあ反対かな…」
「こっちが劣勢状況だから、相手のメンタルを崩しに掛かろう」

とにかくうるさい。
うるさいというかずっと話している。

この脳内会議も実際は数秒という短い時間。

卓球をしていたからか脳内会議はさらに磨きをかけていて、どんな事でも話し合いをするようになった。

ただ、先程も言ったように皆そういうものだと思っていたのだ。

皆さんはどうだろう。

うるさいのだろうか。
うるさいというレベルも人それぞれだが、常に脳内会議している訳では無いのだろうか。

人間って不思議だ。

ぜひ脳内会議をやってみて欲しいと思う。

きっとうるさいと思うから。



ここまで読んでくださった優しい方ありがとうございます。

では、また。

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