なんと拙作が発売6日で重版決定!
ここのところ、ちょっと忙しくて、ようやく今日、本屋さんに行って、20日に発売になった『イザベラ・バードと侍ボーイ』が棚に収まっているのを写真に撮ってきました。で、ゆるゆるブログを更新しようかなと思っていたら、さっき担当編集者から電話あり。
彼女から昼間、電話が来ると、私は毎度、ギョッとするのです。以前、1週間違いの福岡行と盛岡行を、私が勘違いしており、「今どこですか?」と切羽詰まった声で電話をもらったことがあったので。そのときすでに彼女は福岡に飛ぼうと、羽田空港で私を待ってくれていたのです。私は、すっかり東京駅から盛岡に行くつもりで、まだ家におりました。
今回も、会うのを約束していたのは今日だったかしらと、怯えながら電話に出ると、ほがらかな声で「重版、決まりました〜」。私は「えええーッ」と、まさに仰天。まだ発売から6日だし、イザベラ・バードなんか知っている人は少ないから、きっと売れないだろうなーと思っていたので。
しかし「重版、決まりました」は、いちばん私の好きな言葉。まだピンときてないけれど、とりあえず嬉しい。編集者も出版社も喜んでくれるし。
それにしても、なんで売れているのか、よくわからない。『帝国ホテル建築物語』とか『家康を愛した女たち』とか、近著の文庫本を買ってくれた人が、私の名前を覚えていて、今度も買ってくれたのか。どっちも重版かかったし。それともイザベラ・バードが意外に有名人だったとか? まあ、本が売れる理由がわかれば、売れない本はなくなるんですけどね。とりあえずは、よかった。