見出し画像

年を取ったな~と思うとき

私自身、社会人になってしばらくたち、30代を迎えていますが、
それでも、マインドはまだまだ若くありたい今日この頃です。

そうはいってもまだ30代なので、今まで”自分が若い”という状況下で
過ごしてきた時間が圧倒的に長い中、それが心地良かったのか、
あるいは変化を恐れ、その当然だった感覚を失いたくないのか、
いずれにせよ、若さへの願望?みたいなものが自分の中にあるようです。

さらに、SNSを見ていると、最近はいい意味で、年齢より若く見える方も男女問わずいらっしゃいますよね。それもあってか、私自身、
その人たちのように、決してカッコよくありませんが、嫉妬と羨望のもある中、自分の中に、年齢への抗いが芽生えた気もします。
(精神的な成熟度不足のようにもとらえられるのかもしれないですが、
このマインドのおかげで多少なりとも、心身の最低限の健康を維持できて
いる側面もあるので、自分を許すことにしたいと思います(笑)。)

もしかすると、その心意気が要因で、いまだに洋服好きでいるの
かもしれません。プロダクトが好きでファッションが好きなわけでは
ないはずなのですが、自分の好きなもの・身に着けるものが、
意図せずとも、同世代の標準とはかけ離れていることも、
何かしらの潜在心理の現れなのかもしれませんね。

前置きが長くなりましたが、とはいっても、さすがに
30歳を超えたところから、年を取ったな~と思うことかが出てきました。

最もその気持ちに浸るのは、古着を見るときです。

私がいわゆるレギュラー古着やヴィンテージを本格的に見始めたころ
(ざっくり10~15年前)は、90'sだと新しいし、
80'sのものがざらだったような気がしています。'

そこから今や10年以上の月日が流れているので、
00'sのものも市場で見かけるし、偏見もあるかもしれないですが、
80's以前のものを見かける機会が少し減った気がします。

これは、ある種、当然のことのはずです。
ただ、個人的には、この状況に少しさびしさを感じてしまっています。

私にとっては、90's及びそれ以前の古着は、自分が当時、絶対に
手を出すこと・体感することができない代物でしたが、
00'sのものは、もはや自分が洋服に興味を持ち始めた時期にかぶるので、
実際は手にしなかったにせよ、当時手にできた可能性もありますし、
自分が当時体感したムードを体現するものになります。

完全に主観的なのですが、この違いが、00'sのものよりも、
90'sまでのものへなんだか魅力を感じてしまっている要因になっています。

90'sと00'sでプロダクトの違いがどうあるかといったそういう細かい話は、
詳しく分からないのですが、なぜなのでしょう。。。

00'sのものだと、当時の価格帯みたいなものが想像でき、
現在の市場価値と比較して、なんだかゲンナリしてしまうのか、
あるいは、当時どう考えても、手に入れられなかったという
事実に必要以上に付加価値を感じているのか。よくわからない。

反対に当時手にできる環境でありながら、事情があり手にできなかったが
ゆえに、近年モノの古着に興味を示し、買い漁っている人もいますよね。
それ自体、理由としては成り立っているので、一理あると思います。

私がただ変わっているだけなんですかね。。。
(00's以降のものが良くないといっているわけではありません。
あくまで、個人的趣向ですので、ご容赦ください。)

こうなると、年を取るにつれて楽しめる古着の年代層が
少なくなってくるのは必然となってしまいます。

年々古着へ興味を失っていくかもしれない自分の姿が想像してしまい、
年を取ったな~と感じてしまっている今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?