【パチンコで借金300万⑫】自己破産が会社にバレたが香港へ旅行に行く
時は2018年の春
再度の転勤により地元へ帰る事となりました30歳、仕事の面では厳しい上司達に3年間シバかれまくったおかげ?で一人の大人として少しだけ成長していました。
冬のボーナス全溶かしによるアディーレ法律事務所への返済が滞り、その他の金銭的状況も悪く常にカツカツでしたが、それでもまだパチンコや競馬を嗜み、友人達とは飲みに行ったりの日々で何一つ改善がない人生です。
ある日アディーレから連絡があり、返済が滞ると一括請求になると言われました。一括支払い出来るワケないのにそう言われた私はとっさに「自己破産できないですか?」と聞いてしまいました。
するとアディーレは「出来ると思います!財産が無い状態であればその方が良いかもしれませんね!」
と、アディーレ側もその方が儲かるし面倒な催促もなくなるので自己破産の方向へ話が進んでいきました。実際に自己破産するとどうなるのかわからなかったので、数日考えて答えを出すと伝え電話は終了しました。
数日考えた私には本当に財産などなく、唯一の財産である所有していた車(100系チェイサーのツアラーV)も一般的には鉄クズの価値しかなかったので取り上げられる心配もなく、今アディーレにカネ払って借金ゼロか200万くらい約4年かけてキッチリ返済するかの二択を考えた結果、自己破産を選びました。というか自己破産したかったです。
散々カネ借りて溶かして債務整理して利息ゼロにした挙句に踏み倒すという貸してた側からしたら舐めんな!って話なんですが、もうそうでもしないと人生がオワコン状態だったので、破産後の向こう5~7年の人生に不都合無いと判断し、破産して最底辺から人生やり直そうとその時は思いましたね。
実際に破産手続きを進めるにあたってはかなり面倒でしたし、まずアディーレ法律事務所に費用68万の支払いを済ましてからでないとこの件に着手してくれないので、完全破産まで時間がかかってしまい、これが後に悲劇を招きました。
68万持ってないので毎月破産手続き費用をアディーレに払い家計簿や書類を記録し提出したりと、個人的には費用を払うのが一番大変で、68万払うのに8か月かかりました。
そんな破産手続き費用を払っている中、社員旅行でまた海外へ行きました。
行き先は香港です。
前回の台湾旅行は初の海外だったし前日になんとか7万用意できたので非常に楽しめましたが、この香港旅行はマジでカネ無くてしんどい旅行となりました。何せ毎月のアディーレ支払いを加速装置していたので生活費しかなく、旅行の小遣いは2万で香港へ。後にアディーレに家計簿を提出した際に「海外旅行行ったんですか?」と突っ込まれたりもしましたね。笑
シンプルに観光しました。
夜は香港の下町?繫華街?では立ちんぼしている若い娘が多々居て、上司からの指示により下っ端社員の私が現地ゲリラ調査をした結果、声を掛けるとハッキリ言葉は通じないが、日本円約5,000円で立ちんぼしてる場所近くのマンション一室に連れ込まれ30分ほど本番行為ができるという内容でした。
もちろん私はカネが無い為に香港にて買春(合法?)は出来ませんでしたが、上司や先輩方は香港の若い娘と楽しんでいました。
海外旅行はとにかく現地住民と言葉が通じないので全てが大変でしたが、台湾も香港も社内の人間関係が良かったおかげで楽しかったのです。あと、メシは日本人の口に合わない為、注文した料理をガンガン残し現地添乗員も切れ気味に「モッタイナイヨー!」って怒ってました。
そんなかんだで支払いは継続中だったが、ある日アディーレから連絡あり、フクホーが私の給料を差し押さえする事になったとの報告。
実際に破産される前にフクホーが貸付元金を回収に動きまして、ガチで勤め先会社に私が自己破産する事がバレてしまいました。
なぜそうなったのか理解できなかったが、どうやらフクホーは滞納とか破産とか踏み倒すヤツらからは徹底的に回収していて、それは貸金業者1番の回収成功率だとの事。
フクホーが回収の手続き完了する前に破産できれば良かったのですが、私がダラダラ68万の支払いをしていた事で間に合わなかったのです。
こうして会社にバレてしまい、上司や先輩、支店や本社の人にガチめに怒られてしまいました。マジで辛かったですね。
そしてようやくアディーレに計68万払い破産の手続きが進んでいきました。
つづく
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