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ビッチなゲイからの感謝
jealousyという名の何かを紐解くとき
平日のまだ混み合う前のランチタイム
私たちは口を手で覆いながら隣のマダムにも聞こえているだろう大きさの声で話していた
23歳の彼は異国の地から単身来日し、孤独ながら有意義なゲイライフを満喫しているようだった
私たちは日本語混じりの英語で日本人のパーソナリティーについて語った
その中で彼は素直に「ボーイフレンドの行動にジェラシーを感じる」と話してくれた
そこで私も自分の中の感情と向き合った
喜び組の私とすると、いかにモラハラ彼氏(以降モラ氏)の自己陶酔を満たしてあげるかにかかってるので、彼が欲している私からのヤキモチをたまにプレゼントしてあげてるのだ
それは本当のジェラシーでは無いのかもしれない
と言うのも私はモラ氏からの厳しいルールの下生活しているわけだが、当の本人の行動ははるか遠くあっちの方の扉が付いた棚の上にあげて鍵をかけているので平然と私にかせているNGルールをもやってのけるのだ
私はそれに対して文句は言わない
いや、言わないようになった
その代わりたまに「ジェラシー風」なメッセージを贈るのだ
「女と一緒だったのね」
例えばこのひと言 それに対する返信は
「学生時代の同級生で、2人きりではなく、みんなの共通の友人、等々」5倍くらいの紹介をしてから
「何ヶ月前のあの日お前は男と2人で飲みに行ってたじゃないか、俺はお前がやるからやるんだ」
とすり替え作業にかかってくる
普通はこの時点で相手の頭がおかしい事に気づくか、自分の頭がおかしくなるかなのだが何度も言うが私は喜び組だ
言わばこれは彼の欲求を満たすための前戯なのである
その何ヶ月か前に感じた私へのジェラシーを掘り起こし、それに対して責め謝らせる事で自分を肯定するというオナニーに付き合わされている
ジェラシーという感情はぶつけられる事が気持ち良い、それだけ想って貰えていると感じる人間もいると思うが、当然オナニーの相手は全く気持ち良くは無い
私のジェラシーという名の何かをキャッチした次の瞬間、待ってました!と言わんばかりに何倍もの過去のジェラシーや不穏を生き生きしながら豪速球で投げ返してくるモラ氏
もはやジェラシーはガソリン、燃焼剤なのだ
そろそろ白髪と老眼を心配する年頃の私たちにはそのくらいの前戯がないと本番に持ち込めないのかもしれない
おっと、23歳ピチピチゲイからの感謝の話はまた明日
これからモラ氏にジェラシーLINEを送るので