コンクリート技士試験 過去問と解答 平成30年度~平成28年度
コンクリート技士試験 過去問と解答 平成30年度 2018
コンクリート技士試験の出題項目は、次の内容です。
・コンクリート用材料
・コンクリートの性質
・コンクリートの耐久性
・配合調合設計
・製造、品質管理、検査
・コンクリートの施工
・コンクリート製品
・コンクリート構造の設計
コン技士 H30-01
セメントの規定
JIS R 5210(ポルトランドセメント)、JIS R 5211(高炉セメント)およびJIS R 5213(フライアッシュセメント)の規定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
× 1 普通ポルトランドセメントに対して、材齢1日における圧縮強さの下限値が規定されている。
〇 2 中庸熱ポルトランドセメントに対してけい酸三カルシウム(C3S)の上限値が規定されている。
× 3 高炉セメントに対して、全アルカリ量の上限値が規定されている。
× 4 フライアッシュセメントに対して、水和熱の上限値が規定されている。
コン技士 H30-02
スラグ骨材の製造
各種スラグ骨材の製造に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
〇 1 銅スラグ細骨材は、炉で銅と同時に生成する溶融スラグを水によって急冷し、粒度調整して製造されるものである。
〇 2 フェロニッケルスラグ細骨材は、炉でフェロニッケルと同時に生成する溶融スラグを除冷し、又は水、空気などによって急冷し、粒度調整して製造されるものである。
× 3 溶融スラグ骨材は、溶融炉で銑鉄と同時に生成する溶融スラグを冷却し、粒度調整して製造されるものである。
〇 4 電気炉酸化スラグ骨材は、電気炉で溶銅と同時に生成する溶融した酸化スラグを冷却し、鉄分を除去し、粒度調整して製造される。
コン技士 H30-03
混和材料の性質
各種混和材料に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
〇 1 高炉スラグ微粉末を用いると、硫酸塩や海水の作用によるコンクリートの劣化に対する抵抗性が高くなる。
× 2 フライアッシュを用いると、その未燃炭素含有量が少ないほど、コンクリートに所要の空気量を連行するのに必要な AE剤の量が多くなる。
〇 3 シリカフュームを用いると、高性能AE減水剤を用いた低水結合材比のコンクリートの流動性が高くなる。
〇 4 膨張材を用いると、エトリンガイトあるいは水酸化カルシウムの結晶の成長あるいは生成量の増大により、コンクリートが膨張する。
コン技士 H30-04
鉄筋とPC鋼材の性質
鉄筋およびPC鋼材に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
〇 1 鉄筋の引張強さは、PC鋼棒の引張強さよりも小さい。
〇 2 鉄筋の熱膨張係数は、PC鋼材の熱膨張係数とほぼ同等である。
× 3 鉄筋の破断時の伸びは、PC鋼材の破断時の伸びよりも小さい。
〇 4 鉄筋の弾性係数(ヤング係数)は、PC鋼材の弾性係数(ヤング係数)とほぼ同等である。
ここから先は
¥ 240
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?