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経験記述の部品集ネタから、自身が体験した施工内容を選び、
独自の現場情報を入れれば、経験記述の解答文の骨格が簡単に出来上がります
土木施工管理試験、経験記述の部品集ネタは、
安全管理、工程管理、品質管理の出題項目について、
「留意した技術的課題」「検討した理由と内容」「実施した対応処置」に
区分した部品集ネタを多数準備しています
部品集ネタを使って、経験記述を書く方法の記事は、こちらへ
https://note.com/303geos/n/n1b5c1a0a8c12
道路改良工事
【工事概要】
○本工事は、A県県道999号線山間部の工事延長440mの道路改良工事であり、現場打ち擁壁の施工時期が12月~2月の冬季であり、また、使用するコンクリートは高炉B種と指定されていた
○本工事は、新たに幅員6.0mの道路を、2.5mの盛土の上に建設するものであった
○施工場所は水田のある地域で、表層に厚さ1.0m~2.0m程度の軟弱層が存在している
○国道の道路改良工事で、延長600mの上り線を路盤から打ち換える工事であった
○工事箇所は、水田地帯を通過する幹線道路であったため、ボーリングデータから地下水位の高い状態が確認できていた
○地下水の影響で路床の不同沈下が発生し表層部縦方向に大きなひび割れが見られた
【留意した技術的課題】
○道路工事の施工時期が、1日の平均気温は3℃、夜間は-5℃となる冬季であったため、コンクリートの強度確保と凍害防止が品質管理上の課題であった
○盛土施工用の建設機械のトラフィカビリティの確保する計画を行う必要がある
○盛土第1層の締固めが不十分で路盤が不同沈下を起こさない計画を行う必要がある
○地下水位の高い路床の軟弱化防止をする必要があった
○不同沈下に追従できる、仕様書に示された路盤工の品質を確保する必要があった
【検討した理由と内容】
○強度確保及び凍害防止のため、コンクリートの配合選定による強度確保と凍害防止
○コンクリートの強度確保及び凍害防止のため、打設管理としての打設温度
○コンクリート打設直後の初期養生方法
○1日を通して気温が低いため、脱枠後の養生方法
○路盤が不同沈下を起こすと、使用後の路面の平坦性や舗装の維持に問題となる
○軟弱地盤中にセメント等の添加剤を散布し必要な支持力を確保する工法を検討した
○盛土1層あたりの十分な締固め度を確保するために、土の敷き均し厚、締固め方法、施工機械の選定について検討した
○盛土施工による沈下量と沈下推移を把握するために、軟弱層の沈下量確認方法と沈下の収束状況の推定方法について検討した
○自治会との意見交換会で、水田に水を張る期間は地下水位の上昇による路床の軟化が避けられないことが分かり、路床上部をセメント安定処理することで、路床の軟化を防止することができないか検討した
○既存の舗装発生材のみを再生加熱アスファルト混合物として使用し、上層路盤をセメント安定処理して構築する予定であったが、不同沈下に追従できない舗装であることが考えられたため、追従できる舗装を検討した
【実施した対応処置】
○高炉セメントから普通ポルトランドセメントに変更し、高性能AE減水剤により単位水量を低減した
○寒中コンクリートとして、出荷時のコンクリート温度を15℃程度とし、打込み温度を10℃程度となる打設管理を行った
○給熱養生として、電熱ヒーターを用いて養生温度を5~20℃を7日間維持した
○脱枠後は、構造物全体を発泡スチロールで覆い、保温養生を実施した
○軟弱地盤層を、セメントを用いた浅層混合処理工法により地盤改良を行った
○添加剤の添加量は事前に配合試験を行って十分な強度が得られる量とした○一定期間養生後、一軸圧縮試験により所定の強度が得られていることを確認した
○盛土は敷均し厚さを30cmとしてタイヤローラで締固めた
○締固め度は品質規定方式により90%以上を確保した
○沈下板を1測点に両路肩と道路中心の3箇所に設置し、盛土施工時に測定を行った
○盛土完了後、6ヶ月間測定を行い、沈下曲線から沈下が収束したことを確認した
○路床の上部を、深さ50cmにわたってセメント安定処理した
○0.7m3級スタビライザで撹拌、混合を行い、10tタイヤローラで締め固めることで、90%以上の締固め度を確保できた
○アスファルトコンクリート再生骨材を用いた瀝青安定処理路盤を構築し、たわみ性路盤とすることで、不同沈下に追従できる路盤を構築した
○路盤材料は、再生加熱アスファルト混合物の割合を70%、アスファルトコンクリート再生骨材の割合を30%とした
○残余の再生加熱アスファルト混合物による瀝青安定処理を行い、厚さt=100㎜の瀝青安定処理路盤を構築した
○モーターグレーダで敷き均し、ロードローラとタイヤローラで締め、端部はランマーを使用して人力で固めることにより、93%以上の締固め度を確保した
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