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RCCM試験の択一 過去問と出題傾向/問題4-2 専門技術 道路 その2

この記事は、RCCM試験の択一問題、問題4-2 専門技術問題 道路
の過去問と出題傾向を掲載しています

RCCM試験の択一問題は、2021年度(令和3年度)以降、出題問題は公開されていません。
そのため、それ以前の出題頻度の高い問題について、しっかりした対策が求められます。

2008年(H20)~2019年(R01)の12年度分の出題から、重点項目集とワンポイント解説を作成しています。
出題傾向の分析表から何をやるべきか、試験対策の優先順位がハッキリわかります。

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◇ 舗装工、土工、排水施設、カルバート


 舗装工


RCCM4-2道路  H30-04  H29-08  H24-03  H21-09
舗装の性能指標と測定方法
 
疲労破壊輪数 繰り返し載荷試験による測定方法、FWD によるたわみ測定方法
塑性変形輪数ホイールトラッキング試験機による動的安定度測定方法
平坦性    3メートルプロフィルメータや路面性状測定車による測定
・浸透水量   … 現場透水量試験器による透水量測定方法
・すべり抵抗値 … DFテスタによる動的摩擦係数測定方法
・騒音値    … 舗装路面騒音測定車による測定方法
 
≪ワンポイント解説≫
舗装面のすべり抵抗測定に、ダイナミック・フリクション・テスタを用いる。
平坦性は、プロフィルメータや路面性状測定車で測定を行う。
 
 
RCCM4-2道路  R01-02 R01-13 H28-11 H27-10 H26-07 H25-07 H24-08 H23-08 H21-10 H20-03
舗装の性能指標
 
・性能指標は、車道や側帯の舗装の新設、改築や大規模な修繕に適用する
・性能指標の値は、舗装が置かれている状況ごとに、道路管理者が任意に設定する
・舗装の性能指標の値は、施工直後の値とする
(性能の確認が不十分である場合、供用後一定期間を経た時点での値を設定する)
 
・車道や側帯の舗装の必須性能指標は疲労破壊輪数、塑性変形輪数、平たん性とする
・疲労破壊輪数、塑性変形輪数、平たん性は、路肩全体やバス停等を除き必ず設定する
・騒音値、すべり抵抗値は、必要に応じ設定をする
 
疲労破壊輪数は、FWDによる載荷点直下のたわみを測定し、推定式を用いて算出する
・普通道路の疲労破壊輪数は、舗装路面に 49kN の輪荷重を繰り返した場合に、舗装にひび割れが生じるまでに要する回数をいう
・疲労破壊によりひび割れが生じるまでの期間として、道路管理者が定める期間を舗装の設計期間という
・疲労破壊輪数は、舗装を構成する層の数、厚さ、材質が同一な区間ごとに定められる
・疲労破壊輪数は、繰り返し載荷試験によって確認する
・普通道路の車道や側帯の施工直後の疲労破壊輪数は舗装計画交通量に応じて設定する
・舗装計画交通量 3,000台 /日・方向の疲労破壊輪数は、 35,000,000回/10年 である
 
塑性変形輪数は、舗装の表層の温度を60度とし、舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数をいう
・塑性変形輪数は、ホイールトラッキング試験によって確認できる
 
平たん性の確認は、 3メートルプロフィルメータにより行う
 (又は、これと同等の路面性状測定車による方法で測定する)
・平坦性試験は、アスファルト混合物やセメントコンクリートの車道舗装に適用できる
・平坦性試験は、車道舗装の平坦性測定のための現場試験である
・車道や側帯の舗装路面の施工直後の平たん性は 2.4mm 以下とする
 
・積雪寒冷地域のタイヤチェーンのすり減り量測定には、ラベリング試験方法がある
 
≪ワンポイント解説≫
性能指標の値は確認が不十分な場合、供用後一定期間後の値を設定する。
必須の性能指標は、疲労破壊輪数、塑性変形輪数、平坦性である。
「塑性破壊輪数」という性能指標はない。
舗装の性能指標の値は、原則として、施工直後のものを用いる。
疲労破壊輪数は、舗装計画交通量に応じて設定する。道路区分は考慮しない。
 
 
RCCM4-2道路  R01-13  H28-11  H24-08  H22-09  H21-10
舗装の一般事項
 
・第3種第2級の道路における、車道や側帯の舗装路面施工直後の浸透水量は、15 秒につき 1,000 ミリリットル以上とする
・一方向 3 車線以上の道路における舗装計画交通量は、大型の自動車の方向別の日交通量の 70% 以上が 1 車線を通過するものとして、道路管理者が算定する
・舗装の設計期間は、交通繰り返し荷重の舗装構造全体の耐荷力を設定する期間である
・舗装の設計期間は、ライフサイクルコストの観点から最適な設計期間を決定する
・普通道路の舗装計画交通量は、設計期間内の大型自動車の平均的交通量のことである
・50%の信頼性は、設計条件で設計期間を通して疲労破壊を生じない舗装のことである
・信頼性が50%の交通量を4倍して設計することで信頼性を90%に上げることができる
 
≪ワンポイント解説≫
信頼性が50%の交通量を4倍することで、信頼性を90%とできる。

出題傾向表 サンプル

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