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RCCM試験の択一 過去問と出題傾向/問題4-2 専門技術 道路 その1

この記事は、RCCM試験の択一問題、問題4-2 専門技術問題 道路
の過去問と出題傾向を掲載しています

RCCM試験の択一問題は、2021年度(令和3年度)以降、出題問題は公開されていません。
そのため、それ以前の出題頻度の高い問題について、しっかりした対策が求められます。

2008年(H20)~2019年(R01)の12年度分の出題から、重点項目集とワンポイント解説を作成しています。
出題傾向の分析表から何をやるべきか、試験対策の優先順位がハッキリわかります。

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◇ 道路構造令、道路関連の規定、交通調査、 道路の区分、設計速度・交通容量、設計車両、道路の横断面構成、車線


道路構造令


RCCM4-2道路  H29-05  H28-03  H27-01  H21-01  H21-16  H20-05
道路構造令
 
・道路構造令は、道路法第30条に沿って、道路構造の技術的基準を定めた政令である
・道路構造令は、道路を新設し、又は改築する場合に適用される
・他の工事により受動的に道路工事を行う場合も適用される
・道路工事を道路管理者以外の者が行う場合も適用される
 
・道路構造令の規定によらない工事
 新設または改築工事以外の工事
修繕工事、災害復旧工事
 
・道路法による「道路」とは、高速自動車国道、一般国道、市町村道のことである
・高速自動車国道、一般国道の構造の一般的技術的基準である
・規定する道路構造は、道路幅員、建築限界、線形、視距、交差や接続の構造である
・道路構造令の規定によらない構造
一般的道路利用とは異なる機能を必要とするもの
通常の自然的・外部的条件とは異なるもの
道路の一定区間にバイパスを建設する場合には、バイパス部分にのみ適用される
・特殊車両の通行を目的とする道路、超大規模橋梁、急峻な山岳部に建設する道路等は個別の検討が必要である
・設計車両、建築限界、橋等の設計自動車荷重の全国的な統一を図る必要がある
・道路構造は交通との関係が密接であり、車両の規格との調整を図る必要がある
・道路は、公共施設として、土地収用法を適用することができる
・道路の損壊等には罰則が適用されるなどの国民の権利利益を制約することがある
・構造面からも道路の範囲を明確にしておく必要がある
 
≪ワンポイント解説≫
道路法による道路に「専用自動車道」は含まれていない。
道路構造令は道路を新設し、又は改築する場合に適用される。
道路構造令は、修繕工事や災害復旧工事等の場合は適用外である。
道路構造令には、設計車両、建築限界、橋等の設計自動車荷重の全国的な統一を図る目的がある。
 
 
RCCM4-2道路  R01-17  H29-20  H28-20
道路構造令の基本規定
 
設計車両について
道路の種級に応じ、小型車、普通自動車、セミトレーラ連結車の通行考慮
中央帯について
第1種、第2種、第3種第1級は往復分離する
その他の4車線以上の道路は必要な場合は分離する
第1種の2車線道路では分離しないことができる
歩道の幅員について
歩行者交通量が多い道路では 3.5m 以上、その他の道路では 2.0m 以上とする
幅員は当該道路の歩行者の交通の状況を考慮して定めることができる
縦断勾配について
道路の区分と設計速度に応じて定められた値とする
やむを得ない場合には特例値まで拡大できる
 
≪ワンポイント解説≫
設計車両では、小型車、普通自動車、セミトレーラ連結車について考慮する。
交通量が多い道路の歩道幅員は3.5m以上である。
歩道の幅員は、当該道路の歩行者の交通の状況を考慮して定める。

道路関連の規定


RCCM4-2道路  R01-04
道路土工構造物点検要領の用語
 
特定道路土工構造物とは、「道路土工構造物技術基準」に規定された重要度1の道路土工構造物のうち、切土高15m以上の長大切土と、盛土高10m以上の高盛土をいう
・区域とは、道路土工構造物の点検の単位のこと
・変状とは、道路土工構造物に発生する形状、性状、環境の変化で、視認できるもの
・近接目視とは、小段やのり肩等、対象物に接近し変状の有無や程度を観察する方法
 
≪ワンポイント解説≫
長大切土 … 切土高おおむね15m以上の切土。
高盛土  … 盛土高おおむね10m以上の盛土。

交通調査


RCCM4-2道路  H29-02  H24-04  H20-12

交通調査
 
パーソントリップ調査(PT調査)
一定の調査対象地域内において「人の動き」に関して目的、利用交通手段、時刻、起終点、個人に関する諸属性などを実態調査するである
OD調査
自動車交通量、起終点、貨物・乗車人員の量などの交通内容を多面的に調査する
物資流動調査
パーソントリップ調査とともに都市の総合交通計画のために重要な調査である
・断面交通量調査
  道路交通センサスでは、高速自動車国道、都市高速道路、一般国道、都道府県道・政令指定都市の一部の主要道を対象に、断面交通量調査を行う
・プローブカー調査
カーナビゲーションを車両に搭載して走行データを収集する調査である。
・渋滞長調査
信号待ちの車列の長さ、信号待ちの回数を計る調査である
 
≪ワンポイント解説≫
渋滞調査では、車種は調査の対象ではない。
パーソントリップ調査は物の動きではなく、人の動きに関しての調査である。
断面交通量調査の対象道路は、一般都道府県道以上の主要道である。

出題傾向表 サンプル

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