見出し画像

経験記述の部品集ネタ。工程管理 工種別/土木施工管理試験

次の関連記事があります
部品集ネタを使って、経験記述を書く方法/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。品質管理 工種別/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。品質管理 汎用01/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。品質管理 汎用02/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。工程管理 工種別/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。工程管理 汎用/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。安全管理 工種別/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。安全管理 汎用01/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。安全管理 汎用02/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。環境問題 工種別/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。環境問題 汎用/土木施工管理試験
経験記述の部品集ネタ。建設副産物 汎用/土木施工管理試験

経験記述の部品集ネタから、自身が体験した施工内容を選び、
独自の現場情報を入れれば、経験記述の解答文の骨格が簡単に出来上がります

土木施工管理試験、経験記述の部品集ネタは、
安全管理、工程管理、品質管理の出題項目について、
「留意した技術的課題」「検討した理由と内容」「実施した対応処置」に
区分した部品集ネタを多数準備しています

部品集ネタを使って、経験記述を書く方法の記事は、こちらへ
https://note.com/303geos/n/n1b5c1a0a8c12


土工事 


【工事概要】

○市道00線への取付道路(L=800m)の整備工事では、地質試料が無いまま発注されたが、地元への聞き取り調査で、工事予定区域の田園地下に岩盤があることが判明した

○A建設事務所発注の法面対策工事は、小学校裏山の急傾斜地を切土、法面整形し、現場打ちコンクリート法枠工、吹付コンクリート工を施工する工事で、工期7~3月のうち8~9月は、台風・雨による土工工程への影響が予想された

○本工事は、S県国道00号線に接する市道の下水管改修工事であり、近隣は木造家屋が密集し小学校も近郊にある住宅街で、試掘により土質が粘性土質、不明埋設管も多数あるという状況であった

【留意した技術的課題】

○工事予定区域の田園地下に岩盤があり、計画時に推定岩盤線で設定した掘削量が、発注後の試掘により、計画時の3倍強となる見込みとなったため、工期内に工事を完了させる工程見直しが、本工事の重要な技術的課題であった

○法面対策工事の工期7~3月のうち、8~9月は台風シーズンを迎え、雨による土工工程への影響が予想されたさらに、現場へは4tダンプトラックしか出入できず、一日の残土搬出量が限定されることから、土工工程に留意した計画の立案が、本工事の最も重要な技術的課題であった

○近隣が住宅街という工事現場は、試掘により土質が粘性土質で不明埋設管が多数あり、その不明管調査で10日間の工程遅延となったため、工程短縮により工期内完成させることが、本工事の重要な課題となった

【検討した理由と内容】

○掘削範囲が広く、湿地帯であったため、掘削に使用する重機の選定
○掘削範囲が広く、湿地帯であったため、岩盤の掘削方法
○周辺環境から火薬の使用は困難であるため、破砕剤の使用
○岩盤掘削に、火薬と破砕剤がともに使えない場合の掘削工法
○作業可能日数から日当たりの岩掘削量を算出し、作業班の増員によって、工期内に作業が完了する方法

○台風シーズンの降雨による工程遅延の対処のために、現場付近の過去3年間の気象データから工期内の作業可能日数を想定し、ネットワーク式工程表で算出した日当たりの残土搬出量から、搬出方法の検討
○現場に4tダンプトラックしか出入できない条件で、処分場への残土運搬計画
○作業範囲が限られた土工現場で、効率よい掘削・埋戻し作業の方法

○掘削深度は3.2m、粘性土質、地下水位も高いため、施工性を考慮した止水性のある鋼矢板の採用
○トレンチ内への雨水・地下水流入を防いで工程を短縮するため、不明管廻りの止水工法として、薬液を瞬間固結タイプと遅延固結タイプとを併用する薬液注入工法の検討
○配管下を砂に置換する設計に対し、現状地盤は軟弱地盤であるため、地盤改良材を既存地盤と混合し改良することによる工程短縮

【実施した対応処置】

○岩盤の分布範囲が広く、工事区域の足場が悪かったため、2方向から岩掘削を行った
○掘削方向を増やしたことに伴い、作業班を2班から4班に増やし、日掘削量 40m3から70m3に増加させた
○掘削範囲が広いことから、掘削した岩を路体盛土として再生利用し、掘削終了箇所を先行して施工した

○現場近くに150坪程度の残土仮置場を設け、現場より4tダンプで仮置場まで運搬を行い、シート養生し、残土が一定量たまり次第、10tダンプで処分場へ運搬した
○掘削工事では、垂直に設置した丁張りが、埋戻しの支障となるため、切土丁張り垂直高さを斜距離にした丁張りを製作し、設置した
○斜距離で丁張りを設置したことで、埋戻しの際に作業員にも分かり易く、スムーズに作業ができた

○鋼矢板を採用により、付近からの雨水流入・地下水流入の量を抑えることができた
○鋼矢板を採用により、横矢板工法よりも全体で30%工期を短縮できた
○止水工法としての薬液注入により配管廻りからの漏水を防止し、土工事の影響を最小限にとどめた
○既存地盤の掘削時間と砂の置き換え時間を省略し、地盤改良を行うことで、30%工期が短縮できた

ここから先は

21,075字

¥ 360

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?